社会
北電で“やらせ”指示か
(北海道)
泊原子力発電所3号機のプルサーマル計画をめぐる道のシンポジウムで、北海道電力が計画を推進するために、「やらせ」を行っていた疑いが共産党の指摘で持ち上がりました。(日本共産党北海道委員会・青山慶二書記長)「北海道電力が社員に参加と推進意見を述べる社内通達を送り、やらせを行っていた」
共産党によりますと2008年10月に道が主催した泊原発3号機のプルサーマル計画をめぐるシンポジウムに向けて、計画を推進するため、北電内部の21の部署に社員の参加を求める文書がメールで送られていたということです。この文書は、北電関係者の内部告発で明らかになったということです。
シンポジウムでは札幌会場も含めあわせて237人分のアンケートが回収され、およそ7割の人が理解が深まったと答えました。このうち賛成と反対の意見は拮抗していたということです。
(共産党・青山書記長)「道民に対する冒とくです。絶対に許されない」「道と知事の判断につながっている。重大な問題」
やらせ疑惑について北電は、現時点で文書やメールの履歴は確認されていないが調査を進めていると話しています。
[ 8/26 20:17 札幌テレビ]