北海道電力 泊原発で社員にメール
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北海道電力 泊原発で社員にメール

8月26日 21時46分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

北海道電力は、26日夜、記者会見し、3年前に泊原子力発電所のプルサーマル計画を巡るシンポジウムが開かれた際、社員に対し、シンポジウムに出席して計画を推進する意見を述べるよう呼びかけるメールを送っていたことを明らかにし、メールが送られた経緯などについて調査を進める考えを示しました。

これは北海道電力が26日午後9時から記者会見して明らかにしました。それによりますと、北海道電力が進めている使用済み核燃料を再利用する「プルサーマル」計画についてのシンポジウムを、3年前の平成20年10月に北海道や地元自治体が開いた際、地元対策を担当する北海道電力の「渉外課」が社内向けに出していたメールが見つかったということです。メールは社内の原子力担当の部署宛に出されていて「プルサーマル計画を確実に進めるためにも数多くの方にご参加いただき、推進意見を提出していただければと思っております」と、計画を推進する意見を述べるよう呼びかける内容となっています。これについて北海道電力は記者会見で「渉外課から泊原発の事務所などに依頼のメールを送ったのは事実です。今回の件を重く受け止め、メールが送られた経緯や出席者数、意見表明の有無などシンポジウムにどのような影響を与えたか、さらに調査してきたい」としていて、問題のメールの経緯について調査を進めることにしています。