第2章 慶弔にまつわる行事食(弔)
ぼら雑炊 桑名郡木曽岬町
献立の説明
木曽岬町や長島町では、以前は川でぼらがよくとれた。部落で寄り合いをした時には、みんなで御飯を炊いて食べるのが楽しみの一つであった。
溝掃除や田の行事の出会いや、青年とか消防の寄り合いの時に、男の人がする料理。今は、男の人がつくることは少なくなったが、経験者はたくさんいる。
料理名
ぼら雑炊
材料 | 分量 |
---|---|
米 | 1升 |
しょうゆ | 1合 |
ぼら | 1尾(700〜800グラム) |
ねぎ | 2〜3本 |
酒 | 少々 |
作り方
(1)米を洗う
(2)ぼらを鍋に入れ、かぶるくらいの水を入れて煮、火を止めたら、ぼらを取り出し骨をぬく。
(3)釜に米を入れ、ぼらを煮た汁と、しょうゆ、水を入れ、(1)のぼらをのせ、ふつうに炊く。
(4)ねぎは2センチメートル長さのぶつ切りにする。
(5)御飯が炊き上がったら、ねぎを入れ10分位むらす。その上に酒をふり入れ、5分むらして出来上がり。