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35年監禁・レイプした実父を依頼殺人で殺害した女性に無罪 ブラジル

  • 2011年08月26日 14:35 発信地:カルアル/ブラジル
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米フロリダ州マイアミの博物館に展示されている裁判官の木づち(2009年2月3日撮影、本文とは関係ありません)。(c)AFP/Getty Images/Joe Raedle

【8月26日 AFP】ブラジルの裁判所で25日、35年間自分を監禁し性的暴行を加えた実の父親を、殺し屋を雇って殺害させた女性(44)が無罪となった。女性は実父に12回も妊娠させられたが、生まれた子どものうち7人は死亡したという。

 ペルナンブコ(Pernambuco)州裁判所の報道官によると、この女性セベリナ・マリア・ダシルバ(Severina Maria da Silva)被告は、2005年11月に実父を殺すため、殺し屋と請負契約を結んだとして逮捕・起訴された。

 被告は起訴事実を認めた上で、父親が自分との間にもうけた娘の1人をレイプしようとしていることを知り、2人の男に父親の依頼、同州カルアル(Caruaru)の自宅で殺害させたと供述した。

 これを受けて検察側は、陪審団への論告で「彼女には、犯罪に手を染めるほか選択肢はなかった」と陪審員らに訴えたという。

 一方、実行犯の2人は既に殺人罪で禁錮17年が言い渡され、服役している。(c)AFP 

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