貧乏暇無し
『貧乏暇無し』(びんぼうひまなし)とは、生活に余裕がないために必死に働かなければならず、仕事がなくて暇がないという日はないという意味を持つことわざである。仕事があるのは良いことだが、一生懸命働いてもなかなか裕福にはなれず、暇なく働かなければならないと嘆いたものである。よく使われる例として「仕事がたくさん入って良いじゃない!儲かっている証拠でしょ」「そんなことないよ!儲けが少ないから『貧乏暇無し』さ」というように、他人から見れば忙しく仕事をしているのだから普通の人以上に稼いでいるように見えるため、収入も普通の人以上であろうと思われるが実際は、普通の人以上に働かなければ暮らしていけないから必死に働いているというのが内情なのである。現代社会によく見られることかもしれない。価格商戦によって、あらゆるものが安くなってしまったため、製造元にしわ寄せが行きこの状態に追い込まれているのが現実であろう。