GT-R(8月25日)
久しぶりにGT-Rにジックリ乗ってみた。乗り心地が良くなっていると聞いたたけれど「う~ん」。走行中にスイッチ類を操作する場合、荒れた海を走っているときの如く、空いている指でダッシュパネルを支えながら狙わないとダメなほど。500kmくらい走ると疲れます。安いショックアブソーバー使ってる私のラリーカーみたい。
安いと言っても90万円ですけどGT-Rのショックアブソーバーってオーリンズである。そんなことから乗り心地の悪さの原因はショックアブソーバーじゃないだろう、と思ってきたのだけれど、はてはて? もしかすると日本製のオーリンズじゃないか? GT-Rに詳しい同業者に聞いてみたら、ビンゴらしい。だったらセッティングも?
ここからは自分が知っている範囲になる。ラリーのグループNのショックアブソーバーにも本国のオーリンズと日本製オーリンズの2タイプあり、性能は違う。私のレベルなら日本製オーリンズで十分ながら、世界で戦おうとすれば難しい。しかも世界で戦うレベルのドライバーがセッティングして、やっと実用レベルになる。
もしかしてGT-Rの日本製オーリンズ、日産で開発してるんじゃなかろうか。だとしたらオーリンズでありながら、性能的にはオーリンズじゃない。スリックタイヤをセットして走れるレクサスIS-Fのザックスの素晴らしく上質な乗り心地を知ると、GT-Rもこのくらいのショックアブソーバーが付いていたらなぁと思う。
GT-Rの乗り心地の質感が良くなったら、クルマのイメージまで変わってくるだろう。オーリンズがセッティングしたショックアブソーバーのGT-Rに乗ってみたくなってきた。ただGT-Rの素晴らしさはデビューした時から変わらず。アクセル踏んで走ったら、こんな楽しいクルマはありませんな。
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