千葉県は25日、福島第1原発事故による放射性物質の影響を調べる収穫前のコメの予備調査で、同県白井市で栽培されたもち米「こがねもち」から、1キロ当たり47ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表した。国の暫定規制値(同500ベクレル)を大幅に下回ったが、コメの検査で放射性セシウムが検出されたのは、茨城県鉾田市に次ぎ全国で2例目。
千葉県安全農業推進課によると、白井市内2地点で22日に採取した玄米を検査。うち1地点で放射性セシウム134が22ベクレル、同137が25ベクレル検出され、計47ベクレルだった。同県は8月末をめどに収穫後の玄米を本調査する方針で、規制値以下なら出荷が可能となる。【斎藤有香】
毎日新聞 2011年8月25日 20時16分(最終更新 8月25日 21時46分)