知る×つながる=動きだす カナロコ 神奈川発コミュニティーサイト

ログイン

新規登録

  • お問い合わせ
  • たびたびある質問
  • サイトマップ

麻生・高石地区のコミュニティーバス本格運行へ、黒字確保へサポーター制度/川崎

2011年8月24日

 ソーシャルブックマーク  (ソーシャルブックマークとは)

この記事のコメントを見る

文字サイズ:

昨年行われたコミュニティーバスの試行運行(川崎市提供)

昨年行われたコミュニティーバスの試行運行(川崎市提供)

 新たな交通手段の確保に向けて試行運行が進められていた川崎市麻生区の高石地区周辺のコミュニティーバスが、9月1日から本格運行することになった。市内のコミュニティーバス運行は、宮前区で自治会が自主的に運行しているが、事業用車両(緑ナンバー)による運行は初めて。また、黒字の確保に向け、全国的にも珍しいサポーター登録制度を本格導入する。

 コミュニティーバス「山ゆり号」が運行するのは、高石地区と小田急線百合ケ丘駅、スーパー三和前を結ぶ約3・7キロ。地域の高低差は約60メートルで細く急な坂道が多く、路線バスが通れないため、地域住民からコミュニティーバスの導入を求める声が上がっていた。

 2004年に地域住民らが「麻生区コミュニティーバス協議会」を設立。07年から計3回の運行実験と試行運行を重ねた。昨年の試行運行で1日平均の利用者が88人に達し、収支採算性が見込まれたとして、本格運行の実施を決めた。

 サポーター登録制度は年6千円(1カ月当たり500円)を支払うと登録証が発行され、乗車時に提示すれば大人運賃が50円引きになる。現在約160人が登録しており、積み立てられた登録料は運行経費の補填(ほてん)などに充てられる。「地域の全世帯が乗り合いタクシーの費用を負担している例はあるが、自主的なサポーター制度は全国でも珍しい」と市交通政策室。

 バスの運行は交通事業者の高橋商事(多摩区)が主体で、運行経費は1カ月約60万円。乗客定員は9人で、平日のみ1日12往復する。運行時間は午前9時半ごろから午後6時すぎまでの約30分間隔。基本運賃は大人300円、小児100円。高齢者・障害者は大人200円、小児無料。

 同協議会の碓井勝次会長は「試行運行ではなかなか黒字にならず苦しかったが、本格運行にこぎ着けて大変うれしい」と話している。

神奈川新聞の関連記事


この記事へのコメント

この記事へコメントする

コメントを投稿するにはログインが必要です。

義援金付き鉄道写真集「つながれソウルトレイン」

新・新聞~7月24日に神奈川新聞が変わります

神奈川新聞購読のお申し込み

神奈川新聞 1週間無料お試し

企画特集【PR】

  • 広告のご案内
  • 神奈川新聞の本のご購入とご紹介
  • Good Job
  • フォトサービス
  • カナロコ碁会所
  • 「おはようパズル」へ投稿
  • 神奈川新聞への情報提供と取材依頼
  • 「自由の声:への投稿
  • 会社概要
  • 採用情報
  • Happy News