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<米アップル>カリスマ退任は「歴史的な転換点」

毎日新聞 8月25日(木)11時31分配信

<米アップル>カリスマ退任は「歴史的な転換点」
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米アップル創業者のスティーブ・ジョブズ氏=1977年、AP
 【ワシントン斉藤信宏】カリスマ経営者スティーブ・ジョブズ氏の最高経営責任者(CEO)からの退任は、快進撃を続ける米アップルの今後の経営戦略に大きな影を投げかけることになりそうだ。

【ジョブズ氏からの手紙】「その日が来てしまった」

 ジョブズ氏は、社内対立で去ったアップルに1997年に復帰し、パソコンの基本ソフト(OS)を巡る競争でマイクロソフトのウィンドウズに敗れ、2年連続で大幅赤字を計上するなど経営危機に陥っていたアップルの再建に着手した。その後、パソコン「iMac(アイマック)」や携帯音楽プレーヤー「iPod(アイポッド)」など、ヒット商品を次々と発売。多機能型携帯電話機「iPhone(アイフォーン)」で採用したタッチパネル方式が米国のスマートフォン業界に「革命」をもたらすなど、アップルの「顔」として復活・躍進を一手に担ってきた。

 その一方で、あまりにカリスマ性が高く人気のある経営者が率いるという「ジョブズ氏頼み」の危うさもアップルは抱えてきた。健康不安を抱えるジョブズ氏が04年以降、病気療養を発表するたびに、株価は下落し、市場は「ジョブズ氏抜き」のアップルの経営動向を不安視してきた。

 今回明らかにされたジョブズ氏によるアップル関係者への手紙では、自身の健康問題について触れておらず、ジョブズ氏の病状がトップ人事にどの程度影響したのかや、今後会長としてどの程度経営に関与できるのかなどは不明だ。後任のCEOに就任したクック氏は、これまでもジョブズ氏の代行として経営の中枢を担ってきただけに、大幅な経営戦略の変更はないとみられる。しかし、快走の原動力になってきたジョブズ氏の退任が「アップルにとって歴史的な転換点」(米紙ウォールストリート・ジャーナル)となることは間違いなさそうだ。


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最終更新:8月25日(木)15時47分

毎日新聞

 

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