
芸人として司会者として、テレビの世界の君臨した島田紳助(55)が、8月23日、記者会見を開いて引退した。
理由は、プロボクシング元世界王者・渡辺二郎(56)を通じて、山口組系極心連合会の橋本弘文会長(64)と交際をしていたこと。渡辺の携帯電話に、紳助から橋本への「伝言メール」が残されていて、その親密過ぎる関係を危惧した吉本興業が、「関係が事実なら(芸能人人生は)アウトだ」と伝え、最初は「セーフだと思っていた」という紳助も、「格好悪いやめ方だが、後輩たちに示しがつかない」と、引退を決意したという。
警察の「暴力団壊滅」は本気になった
以前なら想像もつかない引退劇である。
暴力団と芸能界は、興行を通じて切っても切れない仲。結婚式や祭りなどの賑やかな場に、芸能人を連れてくるのは、暴力団の実力の"証"。また場を盛り上げる芸能人は、トラブルの際に暴力団を頼った。
しかし、最早、関係があること自体、許されなくなった。
警察が暴力団壊滅の動きを見せるのは「年中行事」だったが、この10年ほどで"本気度"は上がった。「反社狩り」の始まったここ3~4年は、暴力団を本気で壊滅させる動きになっている。
その頂点は、昨年4月の福岡県を皮切りに、次々に導入の決まった暴力団排除条例だ。都道府県は暴力団関係者を「住民」とは見なさなくなった。
- 島田紳助「早過ぎる芸能界引退」の裏側に「暴力団幹部との親密関係」に重大関心を示した捜査当局の動き (2011.08.25)
- 「原発」被害では片付けられない負債総額4300億円「今年最大の倒産」となった和牛商法「安愚楽牧場」が抱える根源的問題 (2011.08.18)
- 「利権対立」で遅々として進まなかった東北がれき処理が1兆円の予算化で動き出した! (2011.08.11)
- 菅直人首相が「一本釣り」した浜田和幸復興政務官の「特命チーム」とは何をするのか (2011.08.04)
- 公正取引委員会がベアリング各社のカルテルに3年半ぶりに強制調査をかけた理由 (2011.07.28)
- 島田紳助「早過ぎる芸能界引退」の裏側に「暴力団幹部との親密関係」に重大関心を示した捜査当局の動き (2011.08.25)
- 潜入ルポ 福島第一原発「被曝覚悟で闘う現場作業員たち」 (2011.04.08)
- グーグル「ストリートビュー」、ドイツで難産続く (2010.10.25) - jbpress.ismedia.jp
- "コールセンター大国"の座を 射止めたフィリピンの実力 (2011.03.18)
- 横行する「隠れ天下り」の呆れた実態 (2010.02.08)
-
-
-
経済の死角被害者続出! 素人は大やけどする 外貨預金 買ってはいけない (2011.08.25)
-
-
永田町ディープスロート盛り上がるハズがない! 不人気候補者たちの「民主党世も末代表選バトル」 (2011.08.25)