
スティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)
会長兼最高経営責任者(CEO)
スティーブ・ジョブズは、ピクサー・アニメーション・スタジオの会長兼最高経営責任者(CEO)を務めています。ジョブズが1986に共同設立したピクサーは、アカデミー賞®を受賞し、コンピュータ・アニメーションのパイオニアとなりました。ピクサーは、「トイ・ストーリー」(1995)、「バグズ・ライフ」(1998)、「トイ・ストーリー2」(1999)、「モンスターズ・インク」(2001)、「ファインディング・ニモ」(2003)の5本の長編アニメーション映画を製作し、そのすべてが大成功を修めています。今日までに、これら5本の映画は、全世界で25億ドルを超える興行収入を上げ、なかでも「ファインディング・ニモ」は、アニメーション映画史上第1位の記録を打ち立てています。ピクサーの次の2作品は、「Mr.インクレディブル」(2004年12月4日日本公開予定)と「Cars(原題)」(2005年末全米公開予定)です。ジョブズは、カリフォルニアのアプリコット果樹園で育ちました。この場所は、やがてシリコン・バレーとして世に知られるようになります。ジョブズは、今でも妻と子供たちと一緒に同地で暮らしています。
エド・キャットムル(Dr. ED Catmull)
社長
キャットムル博士は、ピクサー・アニメーション・スタジオの社長であり共同設立者です。キャットムル博士は、ルーカスフィルム社のコンピュータ部門でバイス・プレジデントを務めていた1979年に、ハイテクの専門知識を映画業界にもたらし、コンピュータ・グラフィック(CG)、ビデオ編集、ビデオ・ゲーム、デジタル・オーディオの分野で4つの開発プロジェクトを担当しました。キャットムル博士は、米国映画芸術科学アカデミーから、アカデミー賞®を含めて、3つの科学技術賞を受賞しています。また、彼の人生を通しての貢献に対して、CG業界における最高の業績であるクーンズ賞を授与されています。キャットムル博士は、米国映画芸術科学アカデミーおよび科学技術賞委員会の会員です。ユタ州立大学でコンピュータ・サイエンスと物理学の学士号を取得し、コンピュータ・サイエンスの博士号を取得しています。
ジョン・ラセター(John A. Lasseter)
クリエイティブ担当エクゼクティブ・バイス・プレジデント
ジョン・ラセターは、ピクサーのクリエイティブ担当エクゼクティブ・バイス・プレジデントであり、ピクサー創立者のうちの一人です。また、アカデミー賞®を2度受賞した監督でもあり、ピクサーのすべての映画とプロジェクトを統括しています。ラセターは、革新的な作品で高い評価を受けた「トイ・ストーリー」、「バグズ・ライフ」、「トイ・ストーリー2」の監督を務め、「モンスターズ・インク」、「ファインディング・ニモ」、「Mr.インクレディブル」(2004年12月4日日本公開予定)では製作総指揮を務めています。現在ラセターは、第4作目の監督作品である「Cars(原題)」(2005年末全米公開予定)の製作にあたっています。ラセターは、2004年に米国アート・ディレクターズ・ギルドより、「Cinematic Imagery」賞の栄与を受け、また2001年に全米映画協会(AFI)から名誉学位を授与されています。ラセターの指揮の下で、ピクサーの長編/短編アニメーション映画は、数多くの賞賛と映画業界の栄誉を受けています。
ラセターは、1995年に「トイ・ストーリー」製作チームでのリーダーシップが評価され、アカデミー賞®特別業績賞を受賞しました。彼の監督した「トイ・ストーリー」は、アニメーション映画として初めてとなるアカデミー賞®オリジナル脚本部門にノミネートされました。2003年春に全米公開され大成功を収めた「ファインディング・ニモ」は、最も業績を上げたアニメーション映画となり、アカデミー賞®長編アニメーション映画部門でオスカー®を受賞しました。また、ラセターは、ピクサーで多くの短編映画とテレビコマーシャルの脚本・台本・監督を担当しており、3D短編アニメーション映画では、アカデミー賞®ノミネート作品「ルクソーJr.」(1986)、「レッズ・ドリーム」(1987)、アカデミー賞®受賞作品「ティン・トイ」(1988)、「ニックナック」(1989)を監督しています。中でも「ティン・トイ」は、1988年にアカデミー賞®短編アニメーション映画部門を受賞し、コンピュータ・アニメーション映画として初のオスカー®受賞という快挙を成し遂げました。1986年のピクサー設立以前には、ラセターは、ルーカスフィルム社のコンピュータ部門のメンバーとして、1985年のスティーブン・スピルバーグ製作「ヤング・シャーロック/ピラミッドの謎」で、ステンドグラスの騎士のデザインとアニメーションを担当しました。ラセターは、カリフォルニア芸術大学でキャラクター・アニメーション・プログラムの第一期生として学び、1979年に芸術学士号(B.F.A.)を取得しました。ラセターは、大学在学中に2本のアニメ映画を製作し、「レディー・アンド・ザ・ランプ(Lady and the Lamp)」は1979年に、「ナイトメア(Nightmare)」は1980年に、それぞれ学生アカデミー賞のアニメーション部門を受賞しています。ラセターが初めて受けた賞は、5歳の時にスリーピー・ホロウのキャラクター(頭のない騎手)のクレヨン画を描いて、カリフォルニア州ホイッティアーにある「モデル食料品マーケット」から15ドルを貰った時でした 。
サイモン・バックス(Simon Bax)
エグゼクティブ・バイス・プレジデント兼最高財務責任者(CFO)
サイモン・バックスは、20年以上もの財務業務経験を活かしピクサー・アニメーション・スタジオのエグゼクティブ・バイス・プレジデント兼最高財務責任者(CFO)を務めています。ピクサー入社以前は、世界中の映画・テレビ配給業者と放送施設間の安全性の高いデジタルコンテンツ配信技術を提供するスマートジョグSA(SmartJog S.A)の会長を務めていました。それ以前は、フォックス・フィルム・エンターテイメントの最高財務責任者(CFO)として、同社のモーション・ピクチャー・グループが提供する映画の製作、配信に関わる財務、情報技術、戦略立案を手掛けていました。さらに20世紀フォックス・テレビおよびフォックス・テレビジョン・スタジオの財務部門を統括しながら、世界中にあるスタジオの運営も手掛けていました。バックスは英ケンブリッジ大学ゴンビル・アンド・カリウス・カレッジを卒業し、1984年に英国とウェールズの勅許会計士協会会員になっています。現在は、映画芸術科学アカデミーおよび英国映画テレビ芸術アカデミーの会員でもあります。
ルイス・スカーリ(Lois Scali)
エクゼクティブ・バイス・プレジデント兼法律顧問
スカーリは、ピクサーのエクゼクティブ・バイス・プレジデント兼法律顧問として、あらゆる法務を担当しています。スカーリは、ロサンゼルス有数の弁護士事務所であるイレル・アンド・マネラLLP(Irell & Manella LLP)で10年間共同経営者を務めた後、ピ%/%5!<$KF~ |