NHK福井県のニュース 福井放送局
子宮腫瘍見分ける薬剤製造成功
手術をしなくても子宮の腫瘍が悪性か良性か見分けることができる検査方法が福井大学で確立されました。こうした検査方法は世界で初めてだということで悪性腫瘍の早期治療への効果が期待されています。福井大学高エネルギー医学研究センターの岡沢秀彦教授と、医学部の吉田好雄准教授が共同で研究開発したものです。
２４日大学で記者会見した吉田准教授によれば、新たな検査方法は２人が開発した良性の腫瘍に
集まる女性ホルモンを使った薬剤を利用するもので、患者にこの薬剤を投与した際、患部に薬剤が集まっていれば良性と判断できる仕組みです。子宮にできる腫瘍は、これまで良性か悪性かを正確に判断するには、手術で子宮を取り出すなどの方法しかありませんでしたが、大学によれば手術をしなくても判断ができる今回の検査方法は世界で初めてだということです。この検査方法により、悪性腫瘍の早期治療につながるとともに、良性の場合、不要な子宮の摘出手術を避けることができるとしています。研究結果では、９０％以上の高い確率で正しい診断ができたということで、福井大学では、今後、この検査方法を広く普及させていきたいとしています。吉田准教授は「これまで良性、悪性かはっきりとわからないこともあったが、この検査方法では、自信を持って判断できる」と話しています。
08月25日 13時04分
福井県のニュース
未登録のニュース
未登録のニュース
マイエリアの登録方法
表示したい都道府県を最大2つまで登録することができます。
- 未登録の場合は「登録」ボタンをクリックします。
- 登録したい都道府県を地図から選択します。
- 確認ボタンをクリックすると登録が完了します。
※登録した都道府県を変更するには「変更」ボタンをクリックします。