自由な発想で書きました。 ( No.1 ) |
- 日時: 2011/08/20 02:31
- 名前: 駆け出し施設ケアマネA ID:PuAfXOqo
- 介護方法の是非、現実的かは置いておいてどうなれば可能になるのか考えてみました。
他の施設のことは分からないですが自施設(一部ユニット型特養:80床)で受け入れるとしたらどうか考えてみました。 @ユニット型は無理。その方が入所されたユニットには男性職員の1人夜勤が無理になってしまいます。 従来型なら2人夜勤なので1人以上女性職員で夜勤を組めば可能と思われる。しかし男性の新人職員の夜勤の指導に男性職員が付くのが難しくなり、それをする為には夜勤者をもうひとり増やさなければならなくなる。男性職員のみの夜勤シフトが組めなくなる。(体制が手厚い施設なら可能か?) ※注1:夜間の一定時間(夜勤者のみになる時間)排泄介助が必要なければ可能。(大容量オムツ使用?) ※注2:夜間トイレの訴えがなく、夜間家族等が定時排泄介助に来ていただければ可能。 ※注3:バルーンカテーテル留置なら排尿の心配はないですが、排便や陰部清潔の点で問題あり、尿路感染リスクが高まります。
A当施設の場合、夜勤帯の同性のみによる排泄介助が困難ですので注1、2の両方不可なら受け入れできる体制でないと言えます。受け入れ可能な施設は少ないのではないでしょうか。(全介助の場合)
B本人の希望でカテーテルを留置することはできるできないでいうとできると思います。実際に在宅で生活しておられる方であまりに夜間貧尿で介護者がもたないため、ご本人の意思でカテーテルをつけておられる方を知っています。それが適切か?という点では一慨には言えないと思います。もちろん弊害もあり、代替方法の検討は必要でしょう。
現在受け入れ可能な施設は女子棟(入居者が全員女性の施設、ワーカーも全員女性なら完全同性介護ですね)をもっている施設ではないでしょうか?知的障害系の入所施設なら普通にあるでしょうが、老人施設でもあるときいています。ユニットを男性、女性で分けるのには一長一短あるので、一慨に良い施設とは言えないと思いますが。
---思いつくままにアイディアを...--- その女性の同性介助を求める真意は何でしょう。なぜ同性介助でないとダメなんでしょう?それが明らかになれば、異性介助OKになる可能性があります。
絶対同性介助でないと無理なら... あと方法は何とかしてベッド上で本人の自力排泄を可能にすることでしょうか。 移乗は全介助でも寝返り等が自力でできるのなら可能な場合がありますね。 ・尿器が使えれば何の問題もないですね。一部介助で後始末まで同性じゃないとイヤなの!っていう場合は困難ですね。 ・ベッド上でパット内に排泄して自分で交換・下衣の上げ下げができるなら問題ないですね。 ・ベッドにポータブルが埋め込まれているベッドがありましたね。それを持ち込んで1人で使えるなら。
以前、噂にきいた話では男性職員を介護拒否される利用者に対して、男性職員が女装して介護したことがあるとききました。
自由な発想で書きましたので、くれぐれも是非についてのご指摘はご容赦ください。
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サービス提供の拒否になるのでしょうか? ( No.2 ) |
- 日時: 2011/08/23 10:11
- 名前: PINGU ID:/kJlkrl2
- >>Aこのことを対応できないので入所を断るのは正当な理由での介護の提供拒否でよろしいのでしょうか?
同性介助でないといやだと、利用を断るのは、利用者の判断ではないでしょうか? 事業者側がサービス提供を拒否しているわけではないですよね。利用者側のニーズ通りのサービス提供はできないと、言っているだけであって。 高齢者介護においても、同性介助は理想なのかもしれませんが、マンパワーの問題にぶち当たりますね。
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サービス提供拒否ということにはならないと思います。 ( No.3 ) |
- 日時: 2011/08/23 11:27
- 名前: masa◆PQB2uTgXDQ ID:uEHyKwIU
- まずはじめに、同性介助を求める利用者の希望はあって当然で、過度な要求とは思いません。このことは誤解しないでください。
同時にマンパワーの問題から、特に夜勤時間帯については、その要望に100%応えられないという実態があることも事実で、これは事業者の努力だけで解決困難な問題でもあります。
例えば多くの介護施設では女性利用者が入所者の8割あるいはそれ以上の比率で入所されていることが多いと思います。そうであれば本来、サービス提供者も2:8で女性が多く配置できれば同性介護は実現不可能ではありません。しかし現実には、介護職員を職業とする男性が増え、介護の現場を支えるマンパワーは男性に頼る部分が大きくなっています。夜勤帯で小規模施設なら男性しか夜勤をしていない場合もあるし、100名規模の特養でも夜勤者が5名配置されていたとしても、日によっては3名から4枚が男性だという場合もあるでしょう。そういう時に一部の女性であっても少ない夜勤者で業務を回している状況で、同性で対応できない場面はやむを得ず生じてしまうでしょう。
この部分は、できるだけ希望に応える姿勢は持っていたとしても「よりまし」な対応しかできない現実があろうと思います。 (※そういう意味では、数の少ない男性に対する同性介護の方がより可能になると思います。でも逆に男性利用者で同性介助を望む人は、女性に比べて著しく少ないのではないでしょうか?)
よって日中は同性介助で対応可能であっても、夜勤帯はそのことが不可能であることも多い事を明らかにして契約に臨むことになると思います。その際に利用者側が「それじゃあ他の施設を探すので、お宅の施設への入所はやめるわ」ということは、別にサービス提供拒否ではなく、利用者側の利用しないという選択です。
これは施設サービスにマンパワーという限界がある以上「絶対に同性介助を希望されたら、それに応えないと運営基準違反」ということにはなりません。
「できない」という説明をして、可能な対応を示すことはサービス提供拒否ではないし、その上でできないことを納得してもらってサービス契約を結ぶか、上記のように利用者側から契約しないという選択をするかのどちらかになります。
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お礼が遅くなりましたが皆様ありがとうございます。 ( No.4 ) |
- 日時: 2011/08/24 10:28
- 名前: talon@CM ID:bnYr6Epw
- 皆様ご意見ありがとうございます。
一括に手のお返事をお許しください。
■駆け出し施設ケアマネA様 受け入れについて施設からの現実的な立場での回答ありがとうございます。 後でmasa様もお書きになっていらっしゃるように、その施設でも男性比率は年々上がっているとのことでした。 老人施設での女性棟については職員も……というのは初めて聞きました。 わたくしの勤務する自治体ではないようですが、そういったところも探していきたいと思います。
同性介助を求める真意- そうですね。確かに私も同性介助のほうがそりゃいいよなでとどまっており、個別の事例として、 その原因や内容をアセスメントしていなかったかもしれません。 その上での個別の提案ありがとうございます。 最近は女性で尿器や差し込み便器を使用する方があまりいないので忘れかけていましたが、 それについてもできないかどうかなどはもう一度確認して提案できるようにしていきたいと思います。 ご意見、とても参考になります。ありがとうございました。
■PINGU様 ご回答ありがとうございます。 そうですね、ある意味で言えば利用者選択なのかもしれません。 しかし、特養や後述しますが夜間対応型訪問介護などは今は現状選べないのでどうしたものかとは思います。
■masa様 ご回答ありがとうございます。 >「できない」という説明をして、可能な対応を示すことはサービス提供拒否ではないし 明確な回答ありがとうございます。 確かに同性介助を希望する利用者は女性が圧倒的に多いと思います。 現実、在宅では男性利用者は逆に異性介助を希望する方が経験上多いです。 先日のニュースでも看護学生の6割が暴行を利用者・患者より受け、その5割近くに 性的暴行が含まれることなどを考え合わせると、利用者様・職員双方の権利を守るためにも、 男性・女性問わず同性介助が望ましいとは考えますが、あくまで私見ですが。 ただ、現実はやはり難しいので、その中で現実的な対応を考えるということ、 了承いたしました。とても参考になりました。ありがとうございます。
※ 最後に一つ追加での質問をお許しください。 施設サービスの場合、上記のような様々な対応を考え、施設をある程度選べるかもしれません。 しかし、当自治体では一つしか認可を受けていない夜間対応型訪問介護ではどうすればいいのでしょうか? 実際、どうしても女性じゃないとだめとのことは夜間対応型訪問介護では難しいと言われ、 結局利用をあきらめた利用者さんはいらっしゃいます。
今現状では夜間必ず女性が動けるほうがよいのでしょうが、夜間に移動するサービスでは、 以前masa様も指摘していたかと思いますが職員確保は難しいと思います。 これにより利用できない夜間対応型訪問介護難民については、 どのような提案をすればよいのか--ご教授いただければと思います。 施設と違い、地域密着であれば選べないので、その場合は断ることは運営基準違反にならないのでしょうか。
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その場合は公的支援でカバーできないサービスと考えざるをえません。 ( No.5 ) |
- 日時: 2011/08/24 10:43
- 名前: masa◆PQB2uTgXDQ ID:MHtpsw1.
- >しかし、当自治体では一つしか認可を受けていない夜間対応型訪問介護ではどうすればいいのでしょうか?
どうしても指定事業者のサービス内容が本人の希望と一致しないという場合は、これは公的支援ではカバーできない問題ですので、保険外で家政婦紹介所から家政婦を派遣してもらうなり、自己負担でお願いするしかないと思います。
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提供拒否にあたるでしょうか? ( No.6 ) |
- 日時: 2011/08/24 14:55
- 名前: on君◆sRLLq0PRGc ID:.nT9OwUk
- >※ 最後に一つ追加での質問をお許しください。
施設サービスの場合、上記のような様々な対応を考え、施設をある程度選べるかもしれません。 しかし、当自治体では一つしか認可を受けていない夜間対応型訪問介護ではどうすればいいのでしょうか? 実際、どうしても女性じゃないとだめとのことは夜間対応型訪問介護では難しいと言われ、 結局利用をあきらめた利用者さんはいらっしゃいます。 これにより利用できない夜間対応型訪問介護難民については、 どのような提案をすればよいのか--ご教授いただければと思います。 施設と違い、地域密着であれば選べないので、その場合は断ることは運営基準違反にならないのでしょうか。
前述で皆さんが答えているように、こちらも「施設側の提供拒否」にあたるのでしょうか? そもそも、「介護難民」って、地域によって必要なサービスを受けられない方達のことではないでしょうか。 同姓介助はもちろん当然の希望だと思いますが、それが出来ない事情もあるのはお分かりでしょう。 施設の実情<利用者の希望(同姓介助)ではないでしょう?
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夜間の排泄介助はどこまでされてますか? ( No.7 ) |
- 日時: 2011/08/25 11:26
- 名前: すてふ ID:A25ov01o
- 私も同性介助の希望によって事業所が選べないというのでは
介護難民であるとは思えません。 たとえば「産婦人科医が女性でないとイヤだけど近所になくて困る」 という状況と同じです。それは医療難民だと思いますか? その方の気持ちは十分理解できますし、持って当然の希望だと思いますが、 介護保険で叶えられることが当然の希望とはいえない状況なのです。
>地域密着であれば選べないので、その場合は断ることは運営基準違反にならないのでしょうか。 あくまで誰かに責任を押し付けたいのでしょうか?この発想はよく分かりません。 皆さまが一様に「それは提供拒否ではないです」とレスで書かれているのを もう一度読み直してみてください。 地域密着であれば選べない、の意味もよく分からないです。
その方の尿意などの有無など、夜間の排泄介助がどこまで必要なのか、 ということも焦点になると思います。 最近、オムツメーカーは夜間何度も交換をすることを推奨しておらず、 吸収力が高く、2〜3回分の排尿に対応できるオムツになっています。 深夜帯じゃない夜間と早朝だけで対応できれば、 女性ヘルパーが確保できるかもしれませんよね。 あまりに「同性介助を希望」ということだけに目を取られていると その方の問題解決の根本から外れていってしまいますよ。
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ご不快に感じられた方には申し訳ありません ( No.8 ) |
- 日時: 2011/08/25 11:50
- 名前: talon@CM ID:PImyLdTI
- すみません、わかりにくい書き込みで申し訳ありませんでした。
on君様、すてふ様ご意見ありがとうございます。
> 地域によって必要なサービスを受けられない方達のことではないでしょうか。 > 地域密着であれば選べない、の意味もよく分からないです。 地域密着型のサービスの場合、他自治体のサービスは原則受けられませんよね? それ以外のサービスと比して、著しく選択の幅は狭まると思うのですがいかがでしょうか。
オムツ等、夜間の排泄の見直しは確かに必要だと思いますし、一番上に書いたようにカテーテルやオムツ、スカットクリーン等は検討していこうと思いますので、それについてはご意見を頂いて感謝しております。 アセスメントや本人の希望も含めて考えていきたいと思います。
ただ、やはり今後は自然な流れとして「同性の介助者に」「トイレで排泄したい」という希望が出ることは当然だと思いますし、この方だけでなく、今後どうにかして取り組んでいかなくてはいけない課題だと思っているのでお知恵をお借りできればと思います。
今後の24時間巡回型サービスや複合型サービスでは、どうしても事業規模は小規模となり、そういった希望に向き合うことが難しくなる。であれば、どのようにしていけばいいのか? 現実には難しいとの意見はそう思います。 しかし、それはそのままにしておいていいとは私は思っていません。 制度上サービスを集約していったほうがいいのか、施設も大規模化に努めたほうがいいのか、そういったことも含めて、「夜間、羞恥心を気にせずトイレに行きたい」という希望と正面から向き合いたく、考えています。
このカキコや意見が不適切でしたら申し訳ありません。 私個人の考えとして、そうしたいという考えが強すぎるのかもしれません。 少しそれも反省しつつ、現実とのすり合わせをどうすればいいのか……。
かなり悩んで、答えの出ないところではあります。
http://www.muryo-soudan.jp/advice11/index2349.aspx 例えば、労働基準法では上のように募集時の性別指定は例外なく禁止していますが、 これは介護業界だけ免除していただくなどというのも、考えてみたりしました。 現在の併設施設などでは求人上、やはり夜勤があるとなると男性の募集が多く、 男性であることだけで断れない現状もあります。
そういったほか制度も含めて、人材確保や制度全体も含めていいアイディアがあれば、 逆に夜間対応型訪問介護や小規模サービスの実施主体に還元していきたいと思いませんでしょうか? そんな個人的な思いだけでこんな長文を書いてしまい申し訳ありません。
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