中村知事と自民党松山支連の確執が続く中、自民党県連が主催した中予地区の知事陳情に松山市議らが欠席。去年秋の松山市長選のしこりがのこる異例の開催となりました。知事陳情は自民党県連が県内5つの地域にわけて、行っていて、市長や町長ほのか自民党支部役員の市議や町議らが出席し知事への陳情を行います。しかし、自民党松山支連は去年秋の市長選で野志市長の対抗候補を推すなど中村知事と対立。今回の陳情でも中村知事は「松山支連からの陳情を受けない」としていました。このため、きょう開かれた松山ブロックの陳情には松山市からは北条支部と中島支部の役員だけが出席。自民党と歩調が合わない野志市長も姿を見せず、去年までの陳情とは一転する形となりました。中村知事はきょうの定例会見で、「自民党松山支連は、私にとってはずっと野党的立場。何よりも、理念、哲学が全く違う共産党と議会の中で協調して名前を書いたり、政策も共同歩調したりというのは、僕から見れば自民党ではないという風に思っている。その方のご意見を聞いてもなかなか理解が出来ないだろうし。自民党市議団が自民党を名乗るに値すると僕は思っていない」と話しました。自民党県連では、松山支連からの要望については文書で提出するとともに、5地域の市町陳情終了後に改めて陳情の場を持ちたいとしています。しかし、中村知事は「松山支連が現在のままでは対応は変わらない」との姿勢で、選挙のしこりは依然として残りそうです。 |