'11/8/25
跡地検討委経費を議会提案へ
広島市の松井一実市長は24日の記者会見で、旧市民球場(中区)の跡地活用について経済界や若者の代表でつくる検討委員会の運営費を9月の市議会定例会に提案すると表明した。検討委は早ければ10月に設置。「緑地広場」を中心とした秋葉忠利前市長時代の計画を白紙に戻した跡地活用の議論が始まる。
松井市長は「いろんな観点から整理する過程を見てもらうのが検討委の使命」と述べ、議論を広く公開することが最終的にまとめる計画への市民の支持につながるとの見解を示した。メンバーを人選中で、広島商工会議所や地元商店街の関係者、若者たち約10人で構成する予定だ。
4月の就任時に表明した「若者を中心としたにぎわいの場」を軸に「(跡地が会場となる)全国菓子大博覧会の開催までに成案を得たい」と、2013年春までに結論を出す考えをあらためて示した。
【写真説明】旧市民球場の跡地活用の検討委員会を早急に設置する意向を表明した松井市長