マハリクマハリタ

【続きを読む+++】

昨日はNYで大きな地震があったようで、一時Facebook界隈が騒然とした。

私の住む町でも最近局地的な地震が頻発しており、
断層とも絡んでその回数が少しずつ増えている。
だが、勿論それは速報には出ないし、人によっては体感していないことも多く話題には殆ど上らない。


夏と言えば海…。
まるで連想ゲームでもしているように、夏と海は常にイコールで繫がって来た数百年。
だが、2011年3月11日でそのイコールは悲しみをともなうものへと、変わってしまった。

本当は一箇所、行かなければならない海がある。
昨年の夏、私に大きなインスピレーションをもたらしてくれたその場所は、
311の大きなダメージを受けながらも今、少しずつ復活して来たと知らせが舞い込む。

その海にはもう何千年、何万年もの間、
海の主の怒りと向き合い続けて来た神が棲んでいる。



【Youtube Martin Fietz aka. Senseque - Sand (ambient chillout)】 autoplay

【+++閉じる】

【続きを読む+++】

真のリスペクトとは、自らの趣味嗜好を超えたところにある啓蒙であり、
そこに情感ではない理知の力が働くからこそ、それはさらなる崇高へと自らの感性を押し上げて行く。

スーフィーはその力を持っており、だからこそトルコはイスラム教が最も恐れ、
それを強く禁じているのではないだろうか。

スーフィーの基本リズムは「ズン・ダン・（休符）・ズ・ズン（休符）・ダン（休符）・」が基本になっており、
ダラブッカやフレームドラムなどを持った大人数の演奏を導入に、
時に人の鼓舞の力を得ながら舞踏者は少しずつトランス状態に入って行く。

一見それは神と繫がる為のトランスのようにも見えるが、
そうではなく自分の内側と外側とを統合して行く為の長く激しい瞑想のようにも捉えることが出来る。


【Youtube Mercan Dede - dream of Shams】 autoplay



Omar Faruk Tekbilek - Resistance!



The Sufi Whirling Dervishes of Istanbul

Whirling (1994/09/13) Omar Faruk Tekbilek 商品詳細を見る

【+++閉じる】

【続きを読む+++】

私は音から言葉を生み、言葉から音を生み、映像から表現の手法を生んで行く。
誰かとお揃いの表現だとか、類似表現の安堵感に身を包む多くの日本のアーティストを見ていると、
彼らが本来の力を出し切れていないことをとても残念に思う。

常に自分と同じ表現を外側に求め、第三者と同じ素材の保持者である自分に落ち着きを感じ、
シンプルかつ独創的な表現からの逃避に拍車をかけて行く彼らに、
「同じではないシンプル」を求めても、ただ怯えるだけなのだろう。


演奏の旅を終え、私の中に新たな創作の種が宿り始めている。

創作とは、気づくこと。
奇抜なアイディアを幾ら試したところで、それを受け取る人々の共感は得られない。

人は皆、疲れている。
その疲れを程よく癒せるもの、それが「気づく」という創作であることを私は、
今回の演奏旅行から静かに学び取った。


【Youtube levon minassian & armand amar - songs from a world apart - tchinares】 autoplay

Songs from a World Apart (2006/02/09) Levon Minassian 商品詳細を見る

【+++閉じる】

【続きを読む+++】

PUTUMAYOシリーズは数十枚コレクションしたが、結構出来上がりにムラがあるので、
やたらと紹介するのは避けていたが、
この ISRAELシリーズ は結構お買い得かもしれない。

下記はコンピレーションCDから、苦肉の策で見つけた一曲だ。
これがなかなかシブく、昨日の仕事前の通勤途中ではずっとリピートで聞き流していたほどだ。


【Youtube Vehapa'am Shir Ahava】 autoplay



以下はPVバージョン。

Teapacks - Love song this time/טיפקס והפעם שיר אהבה

【+++閉じる】

【続きを読む+++】

【Youtube Kono Hana Sakuya - Didier Merah】 autoplay

【+++閉じる】

【続きを読む+++】

普段はあまり日焼けを気にしない私だったが、
この猛暑と激しい日照で目と肌を若干痛めたようだ。

ヒリヒリとするので氷で皮膚を冷やし、日中のサングラスは欠かせなくなった。
15年前LAに行く時、「サングラスは必ず携帯してね。」 と言われたあの頃よりも、
格段に日本の日差しが強くなっている。

埼玉県ではマンゴー栽培に力を入れ始めたと言うから、
もう日本は亜熱帯気候だと言っても過言ではない。


張り詰めた祈りの旅からようやく解放され、久しぶりにフリオ・イグレシアスの優しい歌声を聴いている。

昨日の都内はとても涼しかったと、知人からメールが届いていたが、
そう言えばここ数日間、携帯を殆ど見ていない。
返信は多分、数日後になるだろう。

今はただ、時間を刻むものから自分を逃がしてやりたい。
遅い夏休みの訪れをせめて、存分に休息に充てたいと思う。


【Youtube JULIO IGLESIAS . Je n'ai pas osé.】 autoplay

Noche De Cuatro Lunas (2000/06/20) Julio Iglesias 商品詳細を見る

【+++閉じる】

【続きを読む+++】

それはあちら側の旅人に 生前の自分 を思い出させることではなく、
今現在の彼らの旅こそが 生前 そのものだという安堵を、生きた私たちの手で提供すること。

それは驕りでも欺瞞でもなく、二つの世界の共存の原理だと、私は確信している。



【Youtube Steve Roach - Through a Strong Eye】 autoplay

【+++閉じる】