車体全体広告の車 都が規制へ
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車体全体広告の車 都が規制へ

8月25日 5時4分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

トラックの車体全体に広告が描かれている宣伝車について、東京都は、広告のデザインによっては景観を乱したり交通事故を引き起こしたりするおそれがあるとして、ことし10月からデザインの規制を行うことになりました。

トラックの車体全体に広告が描かれている宣伝車は、10年ほど前から街中を走り始め、今では東京都心の繁華街を中心に、連日、多くの車が走っています。この宣伝車について、東京都が設置した審議会で「派手なデザインが景観を乱している」とか「光や色が周りの車の運転者の注意力を下げ、交通事故などを引き起こすおそれがある」などといった意見が出たことから、都は、条例の施行規則を変更して、ことし10月から、宣伝車に描かれたデザインの規制を行うことになりました。具体的には、信号や道路標識などと見間違えるおそれがあるデザインや光を出すものを禁止するほか、専門の団体の審査を受けないと警察が道路の使用を許可しないようにすることを検討しているということです。東京都都市整備局の宮島正次課長は、「一部だが、都民の批判を招くような状態になっているので、適正な規制を行って、景観の確保などを図っていきたい」と話しています。