JR城陽駅前のハナミズキの木を傷つけたとして、京都府警は23日、いずれも城陽市内に住む15歳で府立高校1年の女子生徒2人を暴力行為等処罰法違反(集団的器物損壊)の疑いで逮捕し、発表した。ともに容疑を認め、「ひまつぶしでおもしろ半分にやった」と供述しているという。
城陽署によると、同級生の2人は日曜日だった6月12日正午ごろ、城陽市寺田の歩道で、市が街路樹として植えているハナミズキの枝にぶら下がって次々と折り、樹皮も削った疑いがある。それぞれブログに「駅前の木の皮をむいた」などと書き込んでいたことや、現場での目撃情報などから2人を特定したという。
街路樹の周辺では、中高生のグループがたびたび騒いだり、ごみを散らかしたりしていたという。近所の男性は「無残。駅前のいこいの場が傷つけられて悲しい」と話していた。(原知恵子)