細野大臣“予備費活用し除染急ぐ”

8月24日 18時40分

細野原発事故担当大臣は、福島県伊達市で記者団に対し、東京電力福島第一原子力発電所の周辺の住民が一日も早く安心して暮らせるよう、今年度の第２次補正予算の予備費を活用するなどして、放射性物質を取り除く除染作業を急ぐ考えを示しました。

福島第一原発の事故を受け、政府は、福島県内に飛び散った放射性物質を取り除く除染作業を、近く本格化させることにしています。こうしたなか、細野原発事故担当大臣は２４日、福島県伊達市を訪れ、道路の土を採取して放射線量を計測するなど、除染に向けた準備作業の様子を視察しました。このあと細野大臣は、記者団に対し「住民の皆さんが一刻も早く安心して生活できるよう、国の責任として頑張りたい。財源が制約となって除染が進まないということは、絶対にあってはならず、やれることがあれば、第２次補正の予備費からも速やかに投入できるようにしたい」と述べ、今年度の第２次補正予算の予備費を活用するなどして、除染作業を急ぐ考えを示しました。