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2011年8月17日3時10分

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頭部は40〜60歳男性 一斗缶遺体、複数の骨折跡

 大阪市天王寺区で切断された遺体の入った一斗缶3個が見つかった事件で、大阪府警は16日、遺体を司法解剖した結果、缶の一つに入っていた頭部は、40〜60歳くらいの男性のものだったと発表した。頭部には骨折の跡があり、府警は死体損壊や遺棄に加え、殺人などの容疑も視野に捜査する。

 捜査1課によると、頭部の性別や年代は、骨の形状や残っていた歯のすり減り具合などから判断した。腐敗状況から、死亡推定時期は今年6月前後とみているが、冷凍で保存されていた場合などには、数年前の可能性もある。強く殴られた際に生じる陥没骨折の跡が複数あったが、生前に出来た骨折かどうかは不明で、死因も解剖ではわからなかった。

 また、頭部が入っていた缶とは別の2缶からは右足二つと左足一つが見つかったが、右足のサイズは27センチと24センチ、左足は24センチだった。府警は、27センチの右足が頭部が見つかった男性のもので、それとは別に、24センチの足の1人が被害にあった可能性があるとみている。缶の中からは肩の骨の一部が四つ確認されており、その形状からも遺体は2人分とみられるという。首や胸、背中、腰の骨もあったが、頭部と同一の男性のものとみている。

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