良い墓地の立地条件
良い墓地の立地条件の1つめは、自宅から片道1時間以内で着ける立地がよいと思われます。
逆にどんなに条件の良いところでも、行くのに1時間以上の時間を費やすと段々と足が遠のいてしまいがちです。
良い墓地の立地条件の2つめは、お参りするのに気持ちの良い場所であるかどうか?
いつも霊園自体が整然と掃除されているか?
「あー、良いところだなあ。また、お参りしよう」と思える場所、日当たりが良い場所であること。
良い墓地の立地条件の3つめは。クルマなどの最終交通機関から降りて歩く時間、階段など
高齢の方に負担となる障害物はないかどうか。「平坦設計に近い」のかが墓地を選ぶ上で重要です。
墓地の運営管理は?
最近は石材店が墓地の販売許可を取得するために、一時的にお寺の名義を借りている場合が多々あります。
許可を持つお寺が霊園で実際に宗教活動を行っているかどうかも注意を要するところ。
霊園の管理事務所に墓地の運営許可を持つ宗教法人の住職が常駐しているか、
またはそれに準ずる体制で管理人が常駐しているか気をつけてください。
墓地の管理設備は?
管理事務所・休憩所・給水所・お手洗いは霊園に最低必要な設備、
またはマンション全盛となったことを考えれば、
霊園内に法事・法要が営める本堂や納骨堂の施設があればいいでしょう。
永代管理とはどういうシステムですか?
「永代管理」とは、最初にまとまった一時金を支払いさえすれば、その後永久に管理費用は不要というシステムです。
これは将来的に管理費が不要と解釈され、 墓地を購入しようとしている霊園使用者にとっても、一時金を先に手に入れることが出来る石材屋にとってもお互いに非常に都合の良いシステムなのですが、果たしてその程度の一時金で、100年先、200年先、永久にと管理保証できるのでしょうか?
そして、この無責任なシステムを商品として販売している霊園の中には、誇大広告で行政から指導を受け、最近廃止している霊園も出てきています。
正しい管理料とは?
霊園の管理料はマンションの管理料と同じ。物価が上昇すれば管理料も上がることで、満足な運営管理ができるもの。
管理料も物価上昇にスライドして徴収されるのが適正な運営といえるのでしょう。
永代使用料とは?
お墓を建てるときに「お墓を買う」といいますが、お墓の場合は住宅の購入とは意味が異なります。
正確には「永代使用権を買う」で、土地の所有権を買う訳ではありません。
「霊園使用者が、その墓地の土地を継続的に使用できる権利を買うこと。」と解釈してください。
管理料とは?
管理料とは、墓地内の通路や水道、緑地の保全、休憩所、送迎バスなど共用部分の諸設備や、管理事務所などの管理のために使われる費用で、墓地の使用権を有する限りでは継続的に必要かつ、欠かせない費用ですので、納め忘れにご注意をお願いします。