2010年10月13日
自動車保険金は出ないのがフツー
当院は一般社団法人むち打ち治療協会から認定を受けているため、多くの交通事故被害者の方から問い合わせや来院があります。そんな方々を施術したり接していると、とてもストレスを受けているな〜と感じます。そのストレスの内容は、損保会社からのプレッシャーがほとんどです。プレッシャーとは「まだ治らないのか?」「今月いっぱいで治療費を打ち切ります」「慰謝料目当てじゃないのか?」「病院をあっちこっち変わると慰謝料が減額になります」などと、とにかく圧力を掛けてくることが多いようです。全ての担当者がそんな感じではないのですが、損保は基本的にお金を支払いたくないので、法律に乏しい素人に対して色々言ってくるのです。
そんな中おすすめの本がこちら。
むち打ち治療協会の顧問弁護士であり、交通事故賠償の専門である加茂隆康先生が書かれた「自動車保険金は出ないのがフツー」
損保の不払いの実態や、悪質担当者への対応法など分かりやすく書かれています。
そしてもう一冊がこちら。
協会の代表であり、柔道整復師でもある柳澤正和先生の「むち打ち症のつらい症状は専門家と一緒に治す!」
ご本人も以前事故で辛い思いをされ、さらに慰謝料を減額されたという経験から、被害者の立場にたった一冊です。
そして最後に損保の方へお願いです。
数多くの交通事故を担当され、悪質なケースもあったでしょう。人間不信に陥った事さえあるかもしれません。しかし事故の被害者の方々はほとんど善良な市民で突然の災難にあってしまい、痛みや重だるさ、吐き気やめまいや頭痛で悩まされるのです。今まで普通に出来たことが、しびれや感覚異常で簡単にできなくなってしまうのです。むち打ちはただでさえ治りにくい疾患なので、被害を受けたにもかかわらず、加害者の代理人と考えられる損保の担当者に、高圧的な態度をとられると、それが非常にストレスになり余計に治りにくくなっていきます。
損保会社は外資が参入してきて本当に大変なのは理解できますが、一番大変なのはむち打ちなどで苦しんでおられる事故被害者の方々です。本当に辛いのです。
どうぞそれらをご理解の上、相手の立場に立った対応をよろしくお願い致します。
偉そうな事を申しましたが、自分も治療家としてのプライドがあり、とにかく早期に治すため全力を尽くすことをお約束いたします。
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