大阪府は11日、大阪港から東南アジアに輸出される予定の中古自動車から、1時間あたり110マイクロシーベルトの放射線量が検出されたと発表した。1時間あたりの放射線量は胸のX線検査2回分にあたるという。
中古車輸出業者から10日、自主検査で放射線が検出されたと連絡があり、府職員が立ち会って計測した。福島県で自動車登録を抹消した車で、それ以前の使用状況は不明だという。
国土交通省が定めた輸出コンテナのガイドラインでは、5マイクロシーベルト以上の放射線が検出された場合、関係者間で協議して取り扱いを決めることになっており、府はこの指針に準じて関係者と協議。車は荷主の中古車取扱業者が引き取ったという。