高橋大輔選手の銅メダルに、
号外は出るわ。
TV各局は、こぞって大輔の話題で持ちきりだわ。
街頭インタビューでは、一般人が
妙に昂揚した表情で、彼を讃える。

いったい何が起きたんだ?!
今まで、男子フィギュアの歴史上、
日本中がここまで、男子フィギュアに熱くなったことが
あっただろうか??

靭帯断裂という、大怪我からの復帰、
ある意味短期間でここまで持ってきた大輔と
周りのスタッフの並々ならぬ努力。
表向きにはそんな分かりやすいストーリーに対して
感情移入がし易かったのも、もちろんあるだろう。
でも、それだけじゃない。

大輔の滑った、”道”というプログラムと
彼の人間臭い演技。これに大怪我からの復帰、
そんな中での果敢な4回転へのチャレンジという
複数の要素の集合体に対して、様々な人々が心を奪われた。

男子フィギュア出身者として、今日ほど嬉しい日はない。
”フィギュアは女性のスポーツだけじゃない!”
オトコのフィギュアの面白さを、
日本中の多くの人たちが知ってくれた今日は記念日だと思う。

ところで、4回転ジャンプというものの価値を、
みなさんはどう見る?