政治「間違ったことやったからではない」 菅首相が“失政退陣”を完全否定2011.8.23 19:40

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「間違ったことやったからではない」 菅首相が“失政退陣”を完全否定

2011.8.23 19:40
参院財政金融委員会で自民党の西田昌司氏の質問に答える菅直人首相。右は野田佳彦財務相=23日午後、国会・参院第3委員会室(宮川浩和撮影)

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参院財政金融委員会で自民党の西田昌司氏の質問に答える菅直人首相。右は野田佳彦財務相=23日午後、国会・参院第3委員会室(宮川浩和撮影)

 「首相を辞する決意をしたのは、何か間違ったことをやったから責任を取るということではありません」。菅直人首相は23日の参院財政金融委員会で、東日本大震災の対応などこれまでの政権運営の正当性を訴え、「失政」によって退陣に追い込まれたわけではないとの認識を示した。

 たちあがれ日本の中山恭子参院幹事長代理は、震災や福島第1原発事故の対応のほか、米軍普天間基地の移設問題、領土問題など菅政権が積み残した課題を列挙。そのうえで「こうした問題がまだ解決していない。この責任を取って退陣するのだろう」と詰め寄ると首相は完全否定した。

 首相はまた、低迷する内閣支持率について「世論調査の厳しい数字は率直に受け止めなければならない」としつつも、「脱原発依存」宣言などを念頭に「私が提起した政策が否定されたのかというと、同じ世論調査でもそうではない数字が出ている」と強調。この日も自己正当化とも受け止められる答弁に終始した。

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参院財政金融委員会で自民党の西田昌司氏の質問に答える菅直人首相。右は野田佳彦財務相=23日午後、国会・参院第3委員会室(宮川浩和撮影)

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