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特集
セックス・アートは、古代文明から西洋絵画、そしてペルーにインド、中国まで、世界各国で脈々と描かれてきた。だが、厳格な儒教思想が浸透した朝鮮では、性表現が厳しく取り締まられていた。それだけにセックス絵画は存在しないとされてきたが、近年になってその説は間違いだと判明した。
18世紀の朝鮮王朝後期の絵師、金弘道(キム・ホンド)によって描かれた作品はその代表例。彼は国王・正祖の肖像画などを手がける一方、当時朝鮮では稀だった民衆の日常生活を描く風俗画でも知られた。セックス絵画もその一環だった。
美術史家の田中雅志氏によると、それは「背景をなす自然の景観や屋内の様子には中国の春宮画、柔らかな筆致で描かれた裸体やしっかり描き込まれた性器には日本の春画の影響がありありと見てとれます」とのことだ。
※週刊ポスト2011年9月2日号
「朝鮮のセックス絵画に日本の春画の影響あり」と専門家指摘
2011.08.23 15:59