【NQNニューヨーク=古江敦子】18日のニューヨーク金先物相場は4日続伸した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である12月物は前日比28.2ドル高の1トロイオンス1822.0ドルで終えた。米景気の減速懸念と米株式相場の下落を背景に、投資家がリスク回避姿勢を強化。資金の逃避先となりやすい金への買いが加速した。12月物は通常取引終了後の時間外取引で一時1832.0ドルまで上昇し、最高値を更新した。
朝方発表の雇用と製造業の景況感、住宅関連の米経済指標が軒並み悪化した。米株式市場ではダウ工業株30種平均の下げ幅が一時500ドルを超え、終日軟調に推移。景気の先行きと変動の激しい株式相場への警戒感が広がり、実物資産の裏付けのある金先物に買いが膨らんだ。
7月の米消費者物価指数が前月比で上昇し、市場予想も上回った。インフレに強い資産とされる金の買い材料になった面もある。
銀は5日続伸。プラチナは9日続伸した。
COMEX、ニューヨーク
日経平均(円) | 8,733.01 | +104.88 | 23日 大引 |
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NYダウ(ドル) | 10,961.10 | +106.45 | 23日 10:20 |
英FTSE100 | 5,113.87 | +18.57 | 23日 15:20 |
ドル/円 | 76.56 - .58 | -0.18円高 | 23日 23:15 |
ユーロ/円 | 110.19 - .24 | -0.39円高 | 23日 23:15 |
長期金利(%) | 1.015 | +0.030 | 23日 16:19 |
NY原油(ドル) | 84.12 | +1.86 | 22日 終値 |
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