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最新テクノロジーとは真逆ですが
Apr 9, 2010
最新テクノロジーといわれるF1の仕事をしていますが、
ぼくのマイカーは製造から19年落ち(基本設計30年前)という旧車です。
電子制御の車が多い昨今ですが、機械式で自分でメンテができるような古い車が大好きなのです。
今となっては歴史的建造物のようなものです。
もちろん走行距離も相当数なので…
少し前にそのクルマにエンジン内部の洗浄を施してもらいました。
こんな小さな町工場のオヤジが世界中で唯一という洗浄マシンを開発したんだそうです。
※エンジンを回しながら行い、隅々まできれいになりました
町工場ながら日本の技術レベルは、すごいですね。
施工後、エンジンパワーは素人が乗っても体感できるくらい回復して大満足なんですが、
それだけではなく、エンジンが完全燃焼するようになったため、排ガスまでクリーンになりました。
※ちゃんと計測してもらいましたよ
もちろんエコカーの足元にも及びませんが…
若者のクルマ離れが進む理由のひとつは、エコ過ぎる今の車に原因があるような気もします。
わりと見栄が出るクルマ選びにおいて、
「オレのクルマ、超コンパクトでリッター●●Km走るんだぜ!」
「まじ!?かっこいい〜!」
とはなるとは思えませんから!
ちょいワルな要素が、今のクルマには足りなさ過ぎます。
思えばエコカーって税制面でもかなりの恩恵を受けられて、うらやましい限りです。
しかし、政府のエコカー完全バックアップ体制には、首を傾げざるを得ません。
そこで、F1とは関係なくなってしまいますが…
僕のクルマが排ガスを撒き散らして、ガソリンをたっぷりと使うことも自覚しています。
でも、新車を作る過程で出すCO2は、古いクルマが出すCO2のそれとは比較にならない量です。
自動車関連企業の某氏によれば、一番のエコは、今のクルマを一生乗り続けることと断言してくれました…
スクラップにするにもCO2を排出しますから。
なのに、政府のエコカー支援体制。
CO2を25%削減したいのなら、製造を制限するのが一番早いです。
もちろん買い替えのタイミングなら、環境に優しいクルマに変える必要性はあるでしょう。
でも、金がなくて今のクルマを乗り続けるしかない人や、
歴史的名車を所有している人が、税のカモにされるのが気に入らないのです。
クルマに対して、造詣が深いドイツでは、
30年以上経過したクルマは、クラシックカーとして税制面では優遇され、
フランスでも、10年以上で税金が軽減されるそうです。
なのに日本では、10年以上で自動車税 1割増し、
今年から20%引き下げられる重量税も車齢が18年以上は適用されない、
ただでさえ、多量のガソリン入れて、たっぷり税金払ってるのに…
まだまだ走れるクルマをスクラップにして、エコカーに買い換えれば補助金出しますとか、
金のない人は、車を選ぶ権利ナシなのでしょうか!?
古きよき自動車をこの世から抹殺するためとしか思えません。
F1だって旧型マシンをわざわざスクラップにする必要はないですよね?
●●年前のフェラーリこそ最高だったなんて人もいるんです。
今は買えないけど、将来それを買おうと思っても買えない人が
このままでは出てきてしまいます。
古い物を大切にする日本人が、クルマに限ってそうでないのは
クルマ文化が根付いてないからでしょうか…
意味不明な課税が、古いクルマの寿命を縮めています。
高度成長を支えた高齢車にとってもう少し生きやすい環境になればいいです。
(本当は無駄な税金は払いたくないと思い、長々と書いてしまいました)
まもなく(21時から)
CSフジテレビTWOにてF1グランプリNEWSです。
こんやは、オーストラリアとマレーシアを川井一仁がぶった切りますよ!
コメント
旧車は分かりませんが、大切にしてください
投稿:きぃ | 2010年04月10日(土) 13:23:06