【NQNニューヨーク=古江敦子】22日のニューヨーク金先物相場は大幅に6日続伸した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である12月物は前週末比39.7ドル高の1トロイオンス1891.9ドルで終えた。欧州債務問題の先行き不透明感と米景気の減速懸念を背景に実物資産の裏付けのある金先物を買う動きが続いた。
12月物は通常取引終了後の時間外取引で、一時1900ドルの大台に乗せ、中心限月としての過去最高値を3日連続で更新した。
ドルをはじめ外国為替相場の不透明感から、代替通貨とみなされる金の需要が強まった面もあった。ドルは一段の緩和策への思惑から先安観が広がっている。円やスイスフランは政府の為替介入観測が根強い。
ただ、最近の相場急騰を警戒する声もある。12月物は終値ベースで月初から約16%上昇しており、「いつ大幅な相場調整が入ってもおかしくない」(ロジック・アドバイザーズのビル・オニール氏)との指摘があった。
銀は7日続伸。プラチナは11日続伸した。
COMEX、ニューヨーク
| 日経平均(円) | 8,733.01 | +104.88 | 23日 大引 |
|---|---|---|---|
| NYダウ(ドル) | 10,990.58 | +135.93 | 23日 10:13 |
| 英FTSE100 | 5,128.25 | +32.95 | 23日 15:13 |
| ドル/円 | 76.58 - .60 | -0.16円高 | 23日 23:07 |
| ユーロ/円 | 110.38 - .42 | -0.20円高 | 23日 23:08 |
| 長期金利(%) | 1.015 | +0.030 | 23日 16:19 |
| NY原油(ドル) | 84.12 | +1.86 | 22日 終値 |
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