カツオ、バカボン、ジャイアン　アニメ３本柱で竜倒だ

　ヤクルトは２２日、神宮外苑で先発投手陣らが練習。中日３連戦（神宮）に先発する石川、七条、赤川が軽めの調整で落合竜迎撃に備えた。３人はその風ぼうから、石川＝カツオ、七条＝バカボン、赤川＝ジャイアンとのあだ名をつけられている。アニメキャラのトリオが、中日退治に立ち上がる。

　初戦の２３日に先発する石川は左腕エースの自覚十分。「館山がいないのは大きいけど、いるメンバーで頑張る」。２０日に右手中指と薬指の痛みを訴えて出場選手登録を抹消された右のエースの分までと意気込むカツオは「０点で抑えらればいいが、チームが勝てばいい」と強調した。

　２戦目に先発するのは新人右腕の七条。前回１７日の横浜戦（神宮）は１イニング持たず８失点でＫＯされたが「試合前の準備が遅れたし、上体が突っ込んでいたので直します」。中日戦は３日（ナゴヤ）に７イニング１失点と好投した。バカボンは「中日の投手陣がいいので、先に点をやりたくない」と童顔を引き締めた。

　第３戦は３年目左腕の赤川。１８日にプロ初勝利を挙げたばかりのジャイアンは「中日戦は中継ぎでも（過去１度も）投げたことがないので分かりませんが、真っすぐで押していきたい」と意気込んだ。中日は５・５ゲーム差に迫ってきているが、アニメキャラの“３本柱”を立て、再び竜を突き放す。　（後藤慎一）