フジテレビで放送される番組に関わる映像は、大きく3つに分けられます。
これらの映像は、みな「フジテレビの財産」です!
二度と撮影できない映像やスクープ映像だけではありません。
角度ひとつ違う、言葉一つ違う…映像、この莫大なテープ(メディア)の中には、まったく同じ映像は存在しません。
だからこそ、貴重な「財産」なのです。
私たちバンエイトのアーカイブ部は、この「今」しかない映像を「未来」に引継ぐ重要な仕事を担っています。
将来、保存したアーカイブ資料をスピーディーに二次利用するには、今の段階で「正確」で「わかりやすい」キーワードで残しておかなければなりません。また、技術の進歩により、収録・保存のメディアもテープからディスクなどへとめまぐるしく変化しています。この変化にも速やかに対応し、より良い状態で保存しなければなりません。このように「データ入力」「映像転写」どちらにおいても、私たちは高い技術力で、また、映像の未来を見据えて、フジテレビのアーカイブ業務を支えています。
フジテレビのニュースは毎日何十班というカメラクルーが撮影した“取材映像”と私たちが保存した“アーカイブ映像”さらに“中継などの映像”で作られます。
1年間に集められたテープ(メディア)は、報道だけで約“7万本”にも及びます。
この映像を、コンピューターで登録・管理し、(永久に残すと判断された映像は)別のメディアに編集し直し「永久保存テープ」に生まれ変わります。同時に、その内容を正確でわかりやすい「文字情報」に置き換えて『データベース』化していきます。
このような私たちの地道な作業が、毎日放送されるフジテレビのニュースを支えています。
「とくダネ!」や「めざましテレビ」などフジテレビの情報番組が取材したメディアの登録から保存管理、また映像内容のデータ化を行なっています。
また編集され番組内で放送された映像も、その内容や権利関係など二次利用の為の必要な情報を調べ『データベース』化すると共に、映像自体も再利用しやすいよう整理し保存管理から貸出し業務を行なっています。
フジテレビのスポーツ番組「すぽると!」「みんなのKEIBA」におけるOA素材や、プロ野球、大リーグ、Jリーグ、競馬などの取材テープをHDカムテープに1本化作業をします。さらに、内容、許諾先などの詳細データを専用ソフトで入力、『データベース』の構築を行っています。それにより、スポーツニュース映像を効率よく二次利用できる体制を整えています。
報道局、取材撮影部が取材したテープを廃棄と再利用するテープに分けるリサイクル作業を行っています。この作業により、フジテレビの『ECO』推進に貢献しています。
また、新しいメディアのXDCAMの初期化作業を行っています。