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【滋賀】

「怖い話」で節電狙う 県が企画自治会を支援

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 県は節電効果を狙い、おばけや妖怪などの怪談の発表会を催した自治会への支援に乗り出す。節電対策の出前講座とセットが条件。特製エコバッグ、ヨシで作ったはしなどを参加者にプレゼントする。担当者は「怪談で県民がクールになれたら、節電効果になる」と意欲的だ。果たして効果は?

 対象は自治会が主催する発表会。県が県地球温暖化防止活動推進センター(大津市)の推進員を派遣して節電対策の出前講座も合わせて開いてもらう。

 怪談は、地元に伝承される物語を語り合ったり、本などで調べた話でもいいという。発表会後、県が参加者に感想の聞き取り調査をする。事前申し込みが必要。

 この支援が施策になったのは、県温暖化対策課が7月13日〜7月末に、美術館や博物館に外出するなど1カ所に集まることで節電効果を狙うなど、アイデアを募集したのがきっかけ。アイデアが集まらず趣旨に該当したのは1件という「御寒い状況だった」。その1件が大津市の男性が提案した怪談の発表会だった。

 担当者は「最近は隣近所でも顔が分からなかったりして関係が希薄。そういう関係の中で、みんなで集まって聞く怪談話は、より暑さを忘れさせてくれるかも。1件の応募だが、住民の和も広がり、県が求めていたアイデア」とあくまで前向きだ。申し込み、問い合わせは、同センター=電077(524)7168=へ。

 県は、節電施策アイデアの応募が少なかったため、期限を9月23日まで延長。ファミリーライフとオフィスの2部門で、現在も募集中。問い合わせは、同課=電077(528)3490=へ。 (木原育子)

 

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