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ゼンディカーの次元渡り方

ゼンディカーの次元渡り方

By Magic Creative Team

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 生命に関わる危険、貴重な宝物。プレインズウォーカー達の間で、ゼンディカーは野性的で荒々しい世界として伝説になっている。古代の森は、罠にあふれた廃墟を隠し、地下墓地は有毒な蒸気を空にまき散らし、穏やかな湖からも突然マグマが爆発する。もしあなたが危険から生き残ることができたのなら、その息をのむよう景観を目にできるだろう。ゼンディカーには想像を絶する宝物が隠されているが、それらを見つけられるだけの間生き残ることができるのはわずかな選ばれし者だけである。

 ここは法則の通用しない場所である。暴力的な力が地平線を越え、絶えず土地の形を変えていく。大きな岩が宙を舞う。吸血鬼達は洗練された、頽廃的な都市に住む。しかし、その他の場所では、社会生活が保たれていることは珍しい。金でいっぱいの宝箱より、丈夫な鉈のほうが生き抜くための助けとなってくれるだろう。

 ゼンディカーのマナは独特である。それはより激しく、より力強く、それを用いる方法を知っている者達によって、より求められる。他の次元と同じように、土地は魔術師達が彼らの呪文の力のために使うマナに溢れている。しかしゼンディカーのマナは他の多元世界のものとは異なる。土地は呪文のような効果を弾けさせながら、想像を絶するほどのマナに溢れて脈動している。プレインズウォーカー達はこれらの珍しい――そして危険な――場所を求めてゼンディカーに群がるのだ。

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失われた文明の遺跡

 面晶体と呼ばれる、ルーン文字が刻まれた古代のモノリスはゼンディカー全体に散らばっている。最長10マイルものそれらの石が空をただよっている。丸ごとのまま、あるいは砕かれて地面に埋まっているものもある。それらが失われた文明の残りであることは確かだが、本来の目的はわかっていない。この古代の帝国は想像も及ばない力を用いて重力を絶ち、その目的に合うように土地を変えていた。罠だらけの廃墟は、あらゆる大陸で見つけられる。神秘的な象形文字は長く忘れられてきた真実をほのめかす。言い表すことのできない怪物は忘れられた過去に隠された記念碑に静かに潜んでいる。これらの廃墟はいまだ力を宿しており、そしてプレインズウォーカー達と地元の探検家は彼らの宝を得るめに大きな危険を冒すのだ。

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"私は血まみれになってハリマーの浅瀬で目覚めた。泥の上にうつぶせになっていた。どのようにして、生きたままたどり着けたのかわからない。その通り道が遺跡の外にあったにちがいない。しかし、無我夢中だったのだろう、思い出すことができなかった。我々は、翡翠の部屋で待伏せていた顔のない化け物に、地下で何マイルもつけ回されていた。私の松明が燃え尽きたあと、私は暗闇でつまずき、私の仲間の断末魔の叫びを聞いた。私は何度もこの猛烈な世界を旅してみたが、この怪物がどんなタイプだったのか説明できない。思い出そうとするだけで、羽ペンは私のしわだらけの指の中で震える。私には、彼らの誰に対する愛情も(特にキャプテンに対しては)なかった。彼は野蛮だった。やはり、彼らはとても残酷に死んだ。私は、それについてくよくよしていてはいけない。私が正気でないときにはそうするかもしれないが。"
 ―航海士シャーディアの日誌

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乱動

 ゼンディカーの独特なマナ、面晶体、それ自体の猛烈な生態・・・これらの要素が組み合わさり、地形の激しく不規則な変化を引き起こす。土地が震え、のたうつことによって、地殻構造上の混沌、異常気象、そして突然の破壊が引き起こされる。この不安定性は、「乱動」として知られている。大きな漂礫と岩の破片は地表から噴出して、それから乱動が離れていった時におさまる。乱動によって発生する風は、破片と植物を破壊的な竜巻に変える。水上では、乱動はボートを海の底にまで吸い込む渦や、高い崖に衝突して向こうの森を浸水させる波を引き起こす。

 ゼンディカーで生まれる人々にとって、乱動は単に存在する、ただの自然現象である。プレインズウォーカー達にとって、この不安定性がゼンディカーを危険で荒々しい状態にしており、文明の発展を阻害していることは明らかである。

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"棘立った大地は確かに通りにくいものですが、突風の峡谷とは比べ物になりません。あなたが瞬きをする前にドレイクはお前をずたずたに引き裂くことができます。ゼンディカーではあなたの魔力は荒ぶり、信頼できないものになります。あなたがより高く登るほど、乱動はよりひどくなるのです。土地がのたうつことはそれが独自の自我を得たかのようです。あなたが乱動の流れへと進んだなら、助かることはないでしょう。"
―アクームのサチャーからチャンドラ・ナラーへ

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野生の探求

 ゼンディカーの荒々しいマナや独特な宝は挑戦的で大胆に富と力を夢見させる。神秘的な力の不思議な場所の話に魅入られて、探検家の一団はゼンディカーの荒れ地へと身を投じた。このような探検の多くはゼンディカーの多くの危険によって圧倒され、失敗した。しかし、少数のエリート達は勇敢に振舞い、発見を以って彼らに富と名声を得た。案内人、運搬人、地図製作者、武器商人、凪魔道士、破滅の賢人、癒し手たちは、宝を求めて世界を捜索するために、探検隊を結成した。

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"我々は夜が明けるとともにカビーラから冒険を始めた。私は最もすばらしいチームを集めた。自身のハルダが勇敢で従順なことを保証する運搬人。以前面晶体の広場を横断したことのある海門の考古学者。忠誠を誓った二人の武器商人。両眼と10の指を持つ罠を見破る者。そして我々を誘導するとともに我々の残りから略奪者の「気を逸らす」ゴブリンの案内人である。"
-オンドゥの遺物狩り、ジャヴァド・ナスリン

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ゼンディカーの世界

アクーム

 アクームはマグマが地表のクレバスから輝く山の多い大陸である。水晶脈は太陽の下でかすかに光り輝くが、大部分の尖った表面は骨や皮を切り裂くように並んでいる。いくつかのエリアでは気温がとても極端であり、日中は探検家の皮膚を焼き、夜の間は凍傷にかからせる。ガスは時折地面から噴き出し、これらの穴のまわりでは奇怪な木と植物が異様な生態系の地域を作り上げている。辺りは地質学的不安定性によって予想外に噴火するマグマの間欠泉と岩の破片が降り注ぐことで苦しむ。

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バーラ・ゲド

 この低地の大陸の大部分は湿った雨林である。有毒なカビ、菌類、変な色のついた藻だらけの景色を湿ったもやが覆っている。石灰岩の洞窟とトンネル、地下墓地、犠牲の祭壇、ルーン文字を刻まれた部屋などが網の目のように広がり、その奥の深くには無数の宝を隠されている。これらは凶暴な爬虫類のサラカーやと無数の原始の怪物の領域である。バーラ・ゲドはエルフが二部族住んでいる。好戦的なジョラーガと、秘密主義のムル・ダヤである。ムル・ダヤのエルフは入れ墨によって区別できて、他のエルフから彼らを離れさせた彼らのエルフの祖先の魂とつながりがある。

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"他のエルフ族は、ムル・ダヤを避ける。他のエルフ達は彼らを骨食い人、死の友人と呼んだ。しかし彼らは私を沼地の吸血鬼による拷問から助けてくれた。私は彼らが魂と対話するのを見た。彼らは神のようなジャングルを崇拝し、他の誰にも理解できない方法でゼンディカーの生命力につながっているのだ。
―バーラ・ゲドの宣教師、ミトラ

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グール・ドラズ

 大量の生き物がもつれ合っていて悪臭を放つ沼地の、湿った地域で――吸血鬼の祖国だ。捕食者は野生に忍び寄り、マングローブのジャングルの中に罠は隠されてあたりに広がっていた。広大な湿地と沼地の中を曲がりくねる、悪臭がする水路が、捕食者と疫病を隠していた。徐々に泥や水の中へと沈んでいく巨大で複雑な廃墟、ハグラのシスターンにさえも、ここほど破滅的な光景はない。

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"どうして我々がマラキールの周辺に罠をかけようか。我々には必要以上に懸命に働くつもりはない。獲物を追うのは犬と人間だけでいい。獲物の血は吹き出しているほうが暖かいのだ。"
-マラキールのマリノア

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 ゼンディカーの危険な世界においてさえ、ここは危険な場所と考えられている。あなたがマラキールの吸血鬼都市に思い切って行くならば、あなたは門番を通り過ぎなければならない。暖かい歓迎は期待しないことだ。

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ムラーサ

 ムラーサはそびえ立つ崖に囲まれた、ジャディの森、深い谷、急な峰からなる大陸だ。つると他の植物は深い谷、そびえ立つ崖をくねり、地表の湿って薄暗い洞窟へと下っていく。カズールの道はムラーサへの最も簡単な道だが、オーガの暴君カズールは道を支配して、大陸に入ろうとするすべての探検家から貢ぎ物を要求する。

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タジーム

 タジームは、オラン=リーフという巨大でねじれた森、ハリマーという深い内海、そしてウマーラという大陸を横切る激しい大河の危険な組合せである。いくつかの古代の廃墟は大きな面晶体の欠片に家をつくる住人によって取り込まれた。マーフォークの伝承師と力に飢えた遠征隊のリーダーは、地下に隠されたままの他の廃墟を追い求めている。

 巨大な面晶体が、タジームの上空を漂っている。この瓦礫の広場は大陸の向こうまで広がっていて、直射日光を遮り自然の雨を妨げている。巨大な石は、絶え間なく回転し天の向こうへ転落していく。遺跡の中に、空の城の粉砕された残骸がある。マーフォークはその空の廃墟をエメリアと呼ぶ。彼らはそれがかつて空の女神エメリアの家であったと信じている。

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"目が覚めたらバラ色の朝だった。巨森の梢の高いところでよく眠っていた。光沢がある雨は面晶体の広場から滝のように流れていたが、私は三日月形の葉のカバーの下で快適に過ごすことができた。私の頭上では2つの大きい面晶体が衝突し、枝に灰色のちりとルーン文字でおおわれた破片を浴びせかけた。そこには二人のコーがいて、面晶体から小道を切り出していた。彼らは転落し、森の大枝で首の骨を折った。エメリアの邪魔をすべきではないのだ。彼らはその代償を支払っただけにすぎない。"
-オラン=リーフの生き残り、ヨン・バスレルの日誌

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オンドゥ

 オンドゥの地理学は完全な垂直の感覚によって支配されている。不安定なマキンディの溝、変わり樹の天を突くほどの木、そしてアガディームの墓所の深さはみな、オンドゥの東西でなく上下への旅で起こる妙な感覚に関係している。秘密の島ジュワーが南海岸近くにあり、半分地面に埋まった巨大な花崗岩の頭から純粋な青い光の筋がまっすぐに島をさしているのが見える。しかしその光の源を見つけられた探検家はまだ誰もいない。

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セジーリ

 この極地は、永久凍土のステップ、巨大なメサ、風で荒廃した山と大陸、そしてそれを取り囲む極端に高い崖のようだ。その住むのに適さない地形にもかかわらず、フェリダー、グリフィン、スフィンクスといった生きものは、雪に覆われた荒野に彼らの巣をつくる。ここには多くの廃墟地域があり、探検家はどんな宝がこの雪の下に眠っているのか調べるため、寒さに勇敢に向かっていった。

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ゼンディカーの種族

吸血鬼

 吸血鬼はグール・ドラズで公然と生きて、頽廃と逸脱に溢れた彼らのライフスタイルで知られている。吸血鬼達の創始者である血の長は、マラキールの華やかな都市を支配する。吸血鬼達の社会は血の長の恩恵を受けている各々の「ファミリー」への忠誠によって分けられている。各々のファミリーは小さななわばりと沼を通る道を支配し、すべてのファミリーの主な流れはつながりと関係を保ち続ける。血の長の趣味と感情はそれがつくった吸血鬼達に刻みこまれている。

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 グール・ドラズには、ニルカナ、カラーストリア、エメヴェルサ、アーナブ、ゲトの5つの大きなファミリーがある。

 他にも何十もの小さなファミリーがグール・ドラズ全体に散らばっていて、それぞれにその社会的地位に応じた虚身の部隊が存在している。吸血鬼が外皮を破壊することなく生きものの血を完全に吸い取ると、吸血鬼の虚身がその体から生まれる。虚身が命令なしで放っておかれると、彼らは彼らが見つけた生物を狩り殺し続ける。

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"私は私の血統を崇拝すると同時に嫌っている。凶暴で邪悪な彼らは、まるで大変な幼児のように泣く。しかし彼らは私のものであり、彼らが屈服して誰かにこき使われるのを見る前に、私は数千を殺害するだろう。"
-ゲトの血の長、カリタス

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コー

 コーは質素で放浪する存在として生きる。彼らは重要な物だけを持ち、個々の技術と強さの個性の携帯性を「動くことのない」美徳よりずっと高く評価して、ためらうことなく軽く旅する。"我々は根を下ろすつもりはなかった。心臓は動き続けるのだから。"と彼らは言う。常に動き続けているにもかかわらず、コーは心の奥底で場所を尊んでいる。彼らはいくつかの巡礼ルートのうちの1本に沿って小さな一団で旅し、ゼンディカー全体にある何十もの聖地を訪問する。各々の巡礼経路に数十年がかかり、多くは途中でゼンディカーの危険によって行方不明になってしまうのだ。

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 コーはロープとフックの達人で、旅や狩りに用いたりするだけでなく、精神世界にそれらを取り込むこともする。彼らは崖の表面の上に彼らの引っ掛け鉤をすすめるためや空飛ぶゲームのために石弓のような頼りにならない装置をめったに使わない。その代わりに単純な、丈夫なロープと腕の技術に頼る。鉤のついた線はコーにとって社会的かつ神聖なシンボルであり、互いや彼らの近くの世界とのつながりを意味する。

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"夕暮れの来る中、ドレイクは崖の避難所にぶつかった。彼らは嵐の空に紛れていたので、手遅れになるまで斥候は警告を発しなかった。我々の凧の操縦者の半分は、最初の攻撃の中で川に落ちた。我々は崖を越えて線を張り渡し、カミソリの糸を喉にかけた牛を吊した。しかし我々の鉤の達人はこの戦いの英雄であった。恐れることなく崖の端で群れのボスを引っかけると、子供達はすぐに戦いをやめた。そして我々はいつものように、カムサに我々を結ぶ線の祈りを捧げるのだ。"
―コーの空漁師、雲跡のラーナ

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マーフォーク

 多くのマーフォークはタジームに住んでいるが、彼らはゼンディカーのあらゆる大陸で見つけることができる。マーフォークは水の中で生まれるが、彼らは地上での生活に適応した。好奇心が強くて、思慮深くて、分析的なマーフォークは生まれついての探検家である。マーフォークは他の種族より孤独を好む傾向があり、大きなコミュニティとの親交を深めない。しかし、探検することに大部分の彼らの時間を費やすマーフォークでさえ、彼らが再び出発する前に戻る場所としての本拠地を確立する。

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 マーフォークの学者による海門のライトハウスは、すべての種族の探検家のための学習センターである。巻物や地図、失われた文明についての記述で埋め尽くされている図書館は、ゼンディカーについて収集したあらゆる知識の倉庫である。

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"乱動が地上を横断するときに感じることのできる種族は我々だけだ。マーフォークだけがこの地上の野生をなだめることができ、留めることができる。しかし我らの種族はその力の源を誤った。彼らは空のエムや海のウーラに信仰を捧げた。私は自分の強さがペテン師であるコーシから来ていることを知っている。
-タジームの凪魔道士、ノヤン・ダール

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ゴブリン

 ゴブリンは大体の小さな村落や前哨地同様、アクームやムラーサとオンドゥにて栄えている。多数の部族がいるが、タクタクとグロタグの部族は最大の巣穴を誇る。多くのゴブリンの生涯は廃墟を探したり略奪することに捧げられる。ゴブリンは彼らの認められた熱心さによって部族の指導者を選ぶ。指導者となるゴブリンは、廃墟から最も興味深いものか強力な物をなんとか持ち出せたものである。アクームの主たる植民地であるアッファでは多くのゴブリンは案内人や罠探しとして雇われる。もちろん、彼らの通常の計画はなにか価値のある宝を見つける手助けをして、故意に罠を発動させ、その宝を盗み、逃げることである。

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エルフ

 バーラ・ゲドは、ジョラーガのエルフとプレインズウォーカー ニッサ・レヴェインの故郷である。ジョラーガのエルフには、他のどんな種族や他のエルフ達に対する尊敬の念もない。彼らは彼らの国の生き残りを最も重要であることと見て、その伝統を油断なく守り続ける。多くの部外者は彼ら遊牧の一族を移動する殺人者の一団として見るが、彼らの攻撃的な外見の影には複雑な文明が存在する。

 ジョラーガの国が分断された後、タジュールのエルフはムラーサとタジームに移住した。多数のジョラーガはオラン=リーフの森のそびえ立つ木の上に家を建設し、そこで彼らは梢からつるされる村に住んだ。タジュールはゼンディカーで最高のガイドであるとうわさされる。特別な線と卓越した登る技術を使って、エルフ達は恐れることなく枝や崖面の間を跳び渡る。

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今週のお手紙

親愛なるダグ・ベイアー、

ゼンディカーの次元渡り方は、アラーラの物と同じ傾向になるのかい?
私は心からそう願う。

-バス

 やあギャング。重要な質問に答えるためにこのコラムに飛び込もう。あなたが今日読んだとおり、我々はゼンディカーのために新しいことをためしている。「アラーラの次元渡り方」は大胆な実験だったんだ。そして我々はそれで多くのことを適切にし、私はそれを個人的にとても誇りに思う。私たちはアラーラのガイドがよく売れたら、今回も、そして今後も次元渡り方を発行するつもりだった。しかしそれは私たちが思ってるほど売れなかった。ガイドは我々の年間出版計画の主たる部分であったのだけれど、データからはその計画を見直す必要があったんだ。うまく行くための方法とは、つきつめると、人々を楽しませる何かアイデアがあって、そのベストを見せて、そしてそれがうまくいかないならば何か他の方法をためす、ということになる。

 もちろん、読者の多くが「アラーラの次元渡り方」を気に入ってくれたことは知っている。私に個人的にそう伝えてくれた人もいるし、絵やフレイバーを作り上げるためにここウィザーズで使っている文書は多くのマジックファンにとって多大な価値があることも知っていた。だから、私たちは「ゼンディカーの次元渡り方」を発表することにした。前回と違うのは、公式サイト上で、そしてタダで公開することだ。今日の連載一回目で紹介をさせてもらったが、これから数週ごとにこの水曜日のコラムでゼンディカーの次元渡り方を公開していくことになる。乞うご期待。

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 あなた達のうち何人かは、マジックの本の出版計画にこれがどう影響を及ぼすか疑問に思うかもしれない。現在、我々は年当たり2冊のプレインズウォーカー小説を発行している。一つはおよそ7月でもう一つは2月だ。そして毎年のブロックごとにその小説があってそのブロックの三つ目のセットが発売されるころに併せて発行される。これに加えて、来年始めに我々は「Path of the Planeswalker」を発売する。これはプレインズウォーカー・ウェブ・コミックの最初の8つの高画質編集版である。(6つ目までは既に公開されていて、7つめも近々公開される。そして8つ目はこの本でのみ公開されるのだ)ウェブ上でそれらを見ることがなかったかもしれない他の人にこのウェブコミックを見せるためのクールな方法、あるいは君たちが実際にそれらを所有する方法としてお薦めだ。

2009年7月(発売済みだ!)"The Purifying Fire"(ローラ・レスニック)
プレインズウォーカー・ノベル #2
2010年初頭"Path of the Planeswalker" コミック総集編
2010年2月予定プレインズウォーカー・ノベル #3 《リリアナ・ヴェス/Liliana Vess》が主役
2010年4月予定ゼンディカー・ブロック・ノベル
2010年7月予定プレインズウォーカー・ノベル #4

 これで終わりだ。ゼンディカーはすでに店舗へと発送されつつあり、そしてこのゼンディカーへの次元渡り方というジューシーな記事はサイト上であなたに届けられる。それでは、また来週。とてもパンチの効いたゼンディカーのプレビューカードをお楽しみに。


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