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[地方]ニュース
大阪駅で1世紀超…あの噴水小僧、見納め? 展示、今月末で終了
2011.8.22 14:29
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4代目の駅舎ができた54年以降も、噴水小僧は構内を行き交う人々を見守り続けた。腰掛けることもできる噴水の周辺は、デートや旅行の待ち合わせをする人でいつもにぎわった。
ところが、大阪駅の改装に伴い、平成16年3月に撤去され、その後は同館でひっそりと保管されていた。
久しぶりに日の目を見た噴水小僧。大阪府河内長野市の主婦(62)は「友達と遊びに行くときは『噴水前に集合』と約束した。大阪駅のシンボルだった」と振り返る。
同じ思いを抱く人も多く、ノートには「幼なじみとの旅行で、待ち合わせをした」「こんなところで会えて感動した」などとつづられている。だが、噴水小僧を所有するJR西日本によると、今後、大阪駅に設置する予定はないという。保管する交通科学博物館も「常設展示の計画はない」としており、再びお蔵入りする可能性が高い。
同博物館はJR大阪環状線と地下鉄中央線の弁天町駅下車すぐ。午前10時から午後5時半まで。8月中、休館日はないという。
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