柏崎刈羽原発7号機 停止へ
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柏崎刈羽原発7号機 停止へ

8月22日 5時18分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

東京電力は、新潟県にある柏崎刈羽原子力発電所7号機で、定期検査のため、22日午後から運転を止める作業に入り、23日、原子炉を停止する予定です。柏崎刈羽原発7号機が止まると、全国の原発のうち、およそ4分の3が停止することになります。

東京電力は、柏崎刈羽原発7号機で、22日午後2時半ごろから原子炉を流れる水の量を減らすなどして出力を下げる作業を始めたうえで、23日午前2時ごろに原子炉の運転を止めて、およそ3か月間の定期検査に入る予定です。柏崎刈羽原発では、1号機が今月6日に運転を止めていて、7号機が止まると、東京電力の原発17基のうち運転しているのは柏崎刈羽原発の2基だけになります。また全国では、54基ある原発のうち、およそ4分の3に当たる40基が停止することになります。新潟県では、泉田知事が、停止中の原発の運転再開について、福島第一原発の事故の検証結果が示されるまでは、判断する段階にはないという考えを明らかにしていて、再開の見通しは立っていません。

停止している原発のうち11基は、今月までに実質的に定期検査を終え、従来であれば運転再開に向けた手続きに入りますが、電力会社は原子炉を動かす前に新たな安全評価、いわゆる「ストレステスト」を実施するほか、地元自治体などの理解を得なければならず、運転再開の見通しは立っていません。一方、運転中の14基は、北海道電力の泊原発2号機が今月26日に定期検査に入り運転を止めるほか、秋までに5基、冬までに6基、それに来年の春までに残る2基も停止することになっていて、運転を再開する原発がなければすべての原発が停止することになります。