倉敷医療生活協同組合 私たちは利用者満足向上のために、全事業所でISO9001の認証を受けています WEB版医療生協 組合員一人ひとりの、日々の活動をご覧ください。たゆまぬ地域との協力・共同が、保健・医療・介護の未来を切り開いていきます。

倉敷医療生協WEB機関紙

「2011年8月号」(NO.0131)
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第57回通常総代会
“きずな”を強め 安心して住み続けられるまちを

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各議案採決で挙手をする総代

 6月18日(土)、第57回通常総代会が倉敷市の倉敷アイビースクエアで開催されました。2010年度まとめと2011年度方針や、役員選任議案など7議案すべてが圧倒的多数で承認可決されました。また、「エネルギー政策の抜本的転換を求める特別決議(案)」も採択されました。

 総代会は、本人249人(過去最高)、代理62人、計311人の総代出席のもと、活発な討論が行われました。

被災地に心を寄せて
 東日本大震災に対する医療支援報告(特別報告)は、多くの出席者の心を打ちました。また、「地域のきずなをつくる」という私たちの運動が、災害時のライフラインとしても重要であることを再確認しました。

運動の前進に確信、討論では9人が発言しました。
 「300人委員会」を中心に住民とともに成功させた真備歯科診療所新築・移転運動(真備西支部)、生協学校の開催(総社真備ブロック)、ブロックとしての活発な活動(倉敷ブロック)、亀島山地下工場の保存・公開を求める署名運動(中島支部)、自治体や住民組織と協働で成功させた認知症サポーター養成講座(井原支部)など、医療生協の特徴や良さを充分に発揮した取り組みや、医療生協の枠を越えて運動が広がっていることが報告されました。
 理念実現にむけた運動の大きな前進を確信できました。

理事長に早川燻q氏

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早川燻q理事長

 このたび理事長に就任しました。
 生協運動への本格的な関わりは1997年に三男が水島協同病院でアレルギー肺炎の治療を受けてからです。この時ほど命の重み、命の平等を感じたことはありません。その時のお返しができればと思い地域の健康づくりに取り組んできました。
 組合理念のもと「命の平等」をキーワードに一人ひとりが幸せを感じるまちづくりに貢献したいと思っています。よろしくお願いいたします。

*新役員体制*
 役員の任期満了に伴い、6月18日に開催された第57回通常総代会で次の新役員が選出されました。

理事長
 早川 燻q(重任)
副理事長
 小普@ 哲(重任)
 清瀬 民夫(同)
専務理事・代表理事
 谷  謙一(重任)
常務理事(常勤)
 里見 和彦(重任)
 滝野 好香(同)
 道廣 義則(同)
 煢H 克昌(新任)
 滝本  博(同)
 中丸 和子(同)
 中丸 雄司(同)
常務理事(非常勤)
 和泉かよ子(重任)

 

理 事(非常勤)
 阿藤 幸雄(重任)
 和泉 伸子(同)
 木村美惠子(同)
 黒岡 顕夫(同)
 黒住 正子(同)
 沢谷 政子(同)
 西山 真理(同)
 林  操子(同)
 原田 系子(同)
 松森美亀子(同)
 三宅 孝士(同)
 石井 悦子(新任)
 石田 邦子(同)
 石部  誠(同)
 岡田キヌ子(同)
監 事
 岡嶋清太郎(重任)
 岡田 信之(同)
 片山  健(同)
 中戸 哲生(同)
 石田 正也(新任)
【退任役員】
理 事
 杉山信義、岡 恒雄
 多田喜一、道端達也
 片岡淑子、藤澤定男
監 事
 中田順士
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平和でありますように願い込めて七夕かざり
水島・聖和保育園

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 水島の聖和保育園で園児たちが「平和へ願い」をこめて七夕かざりを作りました。

〈園長のお話〉

 8月を迎えるとやはり平和について考えます。敗戦記念日が来るからです。幼児教育に関わっている私としては、この子らが心豊かに「自分のことばかりでなく他人のことも考えられる」心の余裕をもって誰かの幸せの手助けができることを祈り願う者に育って欲しい。平和をつくり出すことは、日々関わる方々と互いに受け入れあい挨拶をかわし合う、そんな平凡さの中に隠れている幸せかもしれません。

聖和保育園 白鳥良明
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ボランティアグループ活動を交流・体験
ボランティアのつどいに93人

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南氏の講演を聞く参加者
 7月6日、医療生協会館3階大ホールにおいて「2011ボランティアのつどい」が開催され、93名が参加しました。今年のつどいは倉敷医療生協の支部や事業所などで活動する25のボランティアグループの交流を目的に開催しました。
 まず、ボランティアで食事づくりをされる方へ向けて。倉敷市生活衛生課の南大亮(みなみだいすけ)氏より「食中毒予防と食品衛生について」と題して講演をいただきました。食中毒菌は時間とともに繁殖します。お弁当には生物を扱わないようにとのことでした。病原性大腸菌O157について触れられ、逆から読み、75度1分で死滅(0になる)することを学びました。
 東日本大震災の支援へボランティアで参加した職員2名の話を聞きました。「自分たちにも何かできることがしたい」といった感想が多くあり、震災義援金も寄せられました。
 ボランティア同士の交流では、踊りボランティアの指導で氷川きよしの「ベイサイド・ブギ」を参加者と一緒に踊りました。また各支部のサロンや事業所で行っている「お花アレンジ」「写経」「手芸」「コーヒー喫茶」「抹茶喫茶」「ボディトーク」を体験し、ボランティア同士の交流が深まるつどいとなりました。
(上田志保美)
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お花アレンジ
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風呂敷でバッグ作り(手芸)
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支部と健康チェック〜歯の衛生週間〜児島歯科

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児島支所で口の健康チェック
 6月22日(水)歯の衛生週間に呼応し、児島支所にて健康チェックを行いました。組合員5人、歯科職員9人など16人が参加しました。
 チェックを受けた方は、職員の説明に真剣に耳を傾け、位相差顕微鏡を使って、自分の口の中の状態(細菌等)を見る企画は非常に好評で、「自分の口の状態をはじめて知った。なかなか見る機会もないので、自分の口や口の健康をあらためて知る機会になった」と喜ばれていました。今回32人が、健康チェックを受け、それぞれの健康に対する意識を高めることができたと思います。
 今年も、倉敷市の後援を受け、支所での開催をすることができました。一歩ずつではありますが、倉敷医療生協の活動も認知されつつあると実感しています。5月、真備歯科診療所が新築・移転を見事成し遂げました。次は是非「児島歯科」の新築移転を組合員とこのような活動を通して目指していきたいと思います。
(下元武)
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健寿・あかね夏まつり 車椅子介助 ♪ボランティアさん募集!

 健寿・あかねは高齢者の療養を中心とした病院、老人施設です。入院中の皆さんに少しでも楽しいひとときを過ごしていただこうと、毎年「夏まつり」を開催しています。つきましては車椅子移動介助などをしていただけるボランティアを募集しています。

募集締め切り 8月2日(火)
問い合わせ・連絡先 086-444-3212 ボランティア事務局:谷

と き 8月6日(土)午後5:30〜7:00
ところ さくら公園(健寿協同病院東)
内 容 舞台:「鬼びょうたん太鼓」「清踊会踊り」「AKB48踊り」など
    バザー:ぶっかけうどん・焼き鳥・かき氷・焼きそば、炊き込み・くじびきなど

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109歳 おめでとう
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昨年の様子です
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私の支部のふるさと発見

■徳富蘆花の歌碑 乙島支部
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徳富蘆花の歌碑
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丘の上の歴史ある戸島神社

 700年の歴史をもつ秋季大祭で有名な乙島の戸島神社の階段下に、自然岩に刻まれた明治・大正期の文豪徳富蘆花の歌碑がひっそりとたたずんでいる。ここ“養父が鼻"の地はもともと瀬戸内海でも有数の景勝地で、白砂青松の海辺として全国に知られていた。蘆花が訪れたのは大正7年夏で、この地の明媚な風光をえがいた名歌を詠んでいる。「人の子の貝堀あらす砂原を 平になして海の寄せ来る」この歌碑は昭和8年に建てられ、現在は干拓されまったくの内陸となったこの地で、地元の人々の心に深く刻まれている。

(出口愛子)
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ヘルスチャレンジのススメ

 組合の健康づくりキャンペーン「ヘルスチャレンジ」は今年で7回目となりました。
 昨年は2546人の方が応募し、1919人が達成しました。ヘルスチャレンジがきっかけで、生活習慣を改善した方が増えています。
 ヘルスチャレンジは楽しく仲間と励まし合って「8つの健康習慣」を実践する内容となっています。今年は従来の21コースと新たに認知症予防に効果があるとされている「脳いきいき5か条実践」コースを用意しています。
 生活習慣病予防や体力増進、元気な暮らし、生活の質の向上につなげ、健康づくりを推進する「ヘルスチャレンジ2011」に多くの組合員(組合員でない方もOK)の参加を呼びかけます。家族で、気の合ったグループで申し込みを。
 詳細は、折り込みチラシをご覧ください。

申し込み締め切り:8月31日(水)
実施期間:9月〜11月

健康づくり委員会
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確信がわいた・元気が出た
支部の多彩な取り組み 総代会発言

 第57回通常総代会では、総代などから10件の発言がありました。発言では、医療生協の支部や班の活動している姿が生き生きと報告され、参加者から「年々優れた活動報告になっている」、「各支部の多彩な取り組みの発言を聞いてとても勉強になった」などの感想が寄せられました。当日は10件以外に、文書発言が6件ありました。以下、主な発言を紹介します。
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住民運動で成功させた真備歯科新築移転
小野克正 真備西支部

 29年前、住民の強い要求と運動によって開設された真備歯科。今回の新築・移転事業でも300人委員会(441名)を中心に、住民と職員が力を合わせて運動を盛り上げ、事業を成功させることができました。この運動を通じて、住民と心を寄せあい、住民の力に依拠して取り組みを進めることが、どれだけ大きな力となるかをあらためて学びました。
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亀島山地下工場の保存・公開を
住寄善志 中島支部

 いま、地域から亀島山地下工場の保存を望む声を広げ、貴重な戦跡を保存・公開していく運動が重要となっています。
 「会」では、保存を求める署名や学習活動を行っていく。医療生協の支部でも積極的に取り組んでいただきたい。
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平和とよりよいくらしのために
池上尚美 船穂支部

 東日本大震災復興を口実としたいかなる増税にも反対しましょう。
 小泉構造改革で私たちのくらしは十分苦しめられている。これまで、消費税増税は大企業の減税になった。「消費税増税はゆるさない」と声を大きくあげましょう。
 原子力発電をやめさせましょう!
 福島原発事故は人災です。「原子力発電はクリーン・安全・安い」は全くのウソです。これまで、普通の運転でも放射能漏れ、故障・事故隠し、作業員の被曝、電力会社の横暴等々。補償責任は誰にあるのかは明白です。
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支部・組合員に役立つブロックの取り組み
石井悦子 中島支部

 ブロックのあり方や役割には、【1】健康づくりや、まちづくりの取り組みについて、支部長、担当運営委員が理解を深め、支部運営委員会の話し合いの中心になって取り組みをすすめられるようになってもらう。【2】支部や班では実施が難しい企画をブロックでおこない、そこを舞台に支部や班の取り組みを大いにすすめてもらう、ことがある。
 昨年、倉敷ブロックではウォーキング講座などを企画し、多くの組合員が参加した。今後、「楽しく、役に立つ実働的なブロックの取り組み」をすすめていきたい。
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自治体や町内会と協働し健康づくり
宇山隆子 井原支部

 これまで井原市との懇談やヘルスチャレンジの呼びかけ、市の健康まつりに積極的に参加し、信頼を得てきました。こうした協働をもとに、井原市七日市町の自治会・老人会に呼びかけて、認知症サポーター養成講座を2月に開催し、会場一杯の41人が参加し成功させた。
 今後、「支部のたまり場」から「地域のサロン」=交流の場へと発展させたい。
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出あい・ふれあいを大切に
三宅美代子 連島東支部

 地域の老人会が行なっている「グランドゴルフ」の集まりに、平成18年から、運営委員が毎月健康チェックに訪問。最初はチェックをすすめても、「病院で測っている」と。しかし、辛抱強く毎月足を運んでいると、健康や医療生協についての会話もできるようになりました。昨年、会長さんに「医療生協の班をつくって」と申し入れると、5つの班ができました。3つの「あい」を大切にした辛抱強いとりくみの必要を実感しました。
 末長く続くことを願いたい。
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たまり場を中心とした支部活動
原田千鶴子 笠岡支部

 昨年、「おかげ市」での青空健康チェック、かさおか健康福祉まつりで健康チェックコーナーを担当(昨年は143名実施)。「県聴覚障がい児・者卓球交流大会」では60人を超える実施数。医療生協を知ってもらうチャンスがあればどこへでも出かけていきます。
 もっと地域の人と仲良くなりたい、貢献できることはないかと運営委員会で議論し、笠岡商店街の一角にたまり場「げんきハウス」を開設。ここを拠点に「医療生協が見える活動」を展開しています。
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ウォーキングで健康づくり、仲間づくり
和泉 啓 児島東支部

 ブロック行事として、「ウォーキング・山歩き」を2007年から始め、これまで34回開催してきた(参加者は延べ386人)。
 参加しやすいプラン「近場、半日コース」と時には達成感を味わうための「ロングコース」(茶屋町〜下津井間の通称「風の道」21km、毛無山、蒜山登山など)を行ってきました。
 この企画には、組合員以外も参加し、「出あい、ふれあい、支えあい」でこれまで参加者のなかから6人が新しく加入しました。
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特別報告「震災支援報告」 普通に暮らせる幸せ

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 総代会では、東日本大震災への組合第3次支援(4月19〜24日)に参加した志賀雅子さん(水島協同病院)が、特別報告を行いました。
 「防災、安全・安心のまちづくりの大切さとともに、普通に暮らせる幸せの大切さを改めて実感した」との報告に、「現地のリアルなスライドや報告に胸がいっぱいになった。震災復興といのち・くらしが大切にされる社会をめざしてがんばっていきたい」などの感想が寄せられました。
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生協学校開催を力に 総社吉備路支部

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 2011年1月よりとりくんだ生協学校(全3課)について、かけ合いコント風に会場のみなさんをひきつけました。
 「生協学校で学んだことを活かしたい」と、報告をする(左から)水本京子・姫野正志・鈴井孝子さん。
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「メイト」として活躍中笠岡支部組合員

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「講座」で寸劇中の黒住理事(右から2人目)
(写真提供:笠岡市役所企画政策課)
 黒住理事ら笠岡支部の3人は、昨年「自分も認知症になっていっているんではないかという不安感や誰かの役に立ちたい」という気持ちから、市が募集した「認知症キャラバンメイト」の認定研修会に参加し「メイト」となりました。
 5月に1回、7月には2回、劇、ナレーター、講師など地域で活躍しています。
 この「資格」を医療生協でも大いに役立てていただきたいと思います。
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亀島 健康講話に61人 笑いこぼれる会場

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たくさんの参加者で埋まった会場
 6月25日、「よく食べて・よく動きみんなで長生き!」をテーマに、前律夫・水島南診療所長を講師に南北亀島集会所で健康講話を開催し、61人が参加しました。
 前所長自身が作った料理のスライドやエピソードを中心に、体に必要な三大栄養素について、また、旬の食材の効能や調理の仕方について聞きました。参加者からは、「身近な内容でよくわかった。楽しかった」など大好評でした。
 今回の企画には、町内会などの協力も得て、大勢の参加となりました。
(難波泰)
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班 会

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二福支部夕顔班
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文化財指定へ署名を提起水島空襲と亀島山地下工場を考える集い

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署名を提起する村田事務局長
 7月9日に、「水島空襲と亀島山地下工場を考える集い」が水島勤労福祉センターで開催され、「亀島山地下工場を語りつぐ会」(以下『会』)から「亀島山地下工場の安全対策と内部の公開を求める署名」が提起されました。
 集いでは、水島空襲の体験者である内海敏次さんが、当時の様子を地図などを参考にしながら話しました。内海さんは現在の倉敷市広江にあった「コーワ工場」で働いており、会社で空襲に遭いました。
 次に、会が1988年に発足した当時から運動にかかわってきた片岡淑子さんが、地下工場の掘削に従事した在日コリアンの人たちから証言を聞くなど、地下工場の保存運動を進めてきたことを話しました。
 最後に、会の村田秀石事務局長から、署名の提起がされました。村田氏は「国の特殊地下壕対策事業で全国的に埋め戻す動きがあるが、地下壕が貴重な文化遺産である認識が全くない。一方で、各地で文化財指定がされる例もあり、亀島山地下工場を倉敷市の文化財に指定されるように、署名への協力を広く呼び掛けてほしい」と訴えました。
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内海敏次さん
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片岡淑子さん
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要支援では使えない
財政支出を抑える介護保険法改正

 6月15日、介護保険法が改正されました。衆参あわせて約18時間のスピード審議でした。マスコミは全く報道せず、改正内容がほとんど知らされていません。
 改正内容で注目されているのが、自宅にいる医療や介護を必要とする方に毎日定期的にヘルパーや看護師が訪問し、緊急時にも対応するサービスをつくること。
 要支援の方を介護保険からはずして自治体が行う「介護予防・日常生活支援総合事業」に移すことも可能にしたこと。
 介護職員が一定の研修を受けて痰の吸引や胃ろうなど経管栄養をすることができるようにしたことなどです。しかし、根底にあるのが介護保険財政支出をおさえることなので今後が心配されます。
まだ詳細が不明で、具体化は来年の介護報酬改定や自治体の計画まかせという事柄がたくさんあります。

市民の要望を自治体に届けよう
 各自治体では第五期介護保険事業計画(平成24年度〜26年度)の論議が始まりました。この計画に必要な施策を盛り込む必要があります。
 介護保険法改正内容を知らせる説明会や意見を聴く会を開催してもらい、地域で必要な施設や介護予防活動、認知症対策、買い物や受診時の足の確保、住宅の確保など高齢になっても地域で暮らせるようにするには何が必要かしっかり意見を自治体に届けていくことが必要です。
 倉敷市では下記のように、市民の声を聴く会が開催されます。誰でも参加できますのでご参加ください。

「倉敷市民の声を聞く会」日程表
7月28日(木)14:00〜15:30 児島支所2階大会議室
7月29日(金)14:00〜15:30 倉敷市役所2階207会議室
8月3日(水)14:00〜15:30 水島支所5階大会議室
8月4日(木)14:00〜15:30 玉島支所5階大会議室

(田辺牧美)
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相談室日誌【9】
滑り台のような転落

 認知症の夫と暮らすAさん(80代)は転倒後動けなくなりました。寝たきりとなり、床ずれで入院。娘さんより医療費、生活費の相談がありました。
 Aさん夫婦が営んできた自営業を娘さん夫婦が継ぎましたが、数年前から娘さんの夫が認知症を発症。仕事が満足にできず、物忘れから客とのトラブルもあり、半年前に廃業しました。店舗設備は古いものばかりでほとんど売れず、機械や配達車のために借りたお金のローンだけが残りました。
孫息子たちもいますが、一人は人間関係に悩み長年勤めた会社を退職したばかり、もう一人はアルバイトで収入は月8万円程度です。Aさん夫婦と娘さん夫婦の国民年金は、4人合わせて11万円ほどで、このままでは生活が立ち行きません。娘さんは世帯分離による医療費軽減や店舗、土地の処分などを進めながら、生活保護申請も検討しています。
 娘さんは当初、相談室へ来られることを躊躇していました。周りの親戚から強く勧められてやっと相談に来られました。娘さんは「私が悪いんです。もっと上手に経営すれば良かったんです」と何度も繰り返されます。
 自営業の厳しさ、予想もしなかった夫の病気、母の入院と父の介護、若い世代の不安定な就労、国民年金の少なさ。少し歯車が狂うと、まさに滑り台のように転落する生活。日本の社会保障の貧しさを痛感します。
(福井真知子)
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全国いっせい水調査7ブロックで48名が参加

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小田川馬越橋で調査する井原支部

 全国いっせい水環境調査にあわせて倉敷医療生協の各ブロックでも6月5日を中心に水環境調査が行われました。
 調査は7ブロック11グループの48人が参加し、岡山県西部全域24カ所で行われました。ブロックごとでの調査を始めた昨年にくらべ倍の組合員参加となり、調査地点も増えました。
 今回は田植えシーズンで水量が多く、昨年に比べて気温、水温ともに高い状況でした。
 測定結果は、水島、玉島の各地点の汚れが目立ちました。また、昨年に比べ高梁川本流域の汚れが目立つ結果でした。
(結果の委細は、各支部のまちづくり委員、または健康事業部 平林まで)

「酒津のホタルを親しむ会」と
 倉敷川の5地点を調査した倉敷ブロックでは、測定中に「酒津のホタルに親しむ会」の方と知り合い、「会の催しにぜひ参加して」とお誘いを受けました。
 調査に参加した阿藤理事は「地域ではたくさんの人や団体が水環境に関心を持っている。ぜひ交流して学びたい」と話していました。

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組合員のひろば

歯科からの招待状 倉敷市玉島 北野祐子(59)
 今月も玉島歯科より招待状が届いた。招待状といっても、半年ごとのメンテナンスの案内である。早速、予約をとり通院する。虫歯や歯茎のチェックに歯石の除去。そして、各種の器具を用いてきれいに歯を磨いていく。その上、歯磨き指導まで丁寧にしていただく、完璧なるメンテナンス。またこれでしばらくは安心してわが歯と仲良く暮らしていける。有難いことである。

支援物資を送る 総社市小寺 高階尚子(63)
 岩手県宮古市山田町に支援物資を送るトラックが来るということを聞き必要物資の品名を見て、いつの日か(老後)入院生活になったら困ると思ってしまっておいたタオルなどを押し入れや倉庫の奥から引っぱり出し、食器類やお米、折りたたみ自転車2台と共に持って行きました。自転車は退職したら2人で北海道か日本一周の旅に出ようかと思って準備していたものですが、使わずじまいになっていました。現地でお役に立てればいいのですが。

ダイエット 倉敷市連島 明石靖江(35)
 ちょうど1年前、「ダイエット班会」を始めるから一緒にどう?と職場の人に誘われダイエットを始めました。ダイエットと言ってもおいしいものも食べるし無理はしません。しかし、やはりいつも気にしていなければ月1回の班会での体重・体脂肪・腹囲の測定ではいい数値は出ません。むしろ右肩上がりで班会の意味がありません。1か月前から実家の母と母の仲間たちにまじって、雨の日以外毎日3・3qを45分で歩くことにしました。「継続は力なり」を信じて健康のためにこれからも続けていこうと思っています。

希望とは 新見市神郷 忠田見保(51)
 朝、通勤中の車の中、ラジオ「武田鉄矢の今朝の三枚おろし」を聞くのが好き。聞けない時はちょっと寂しい。ウンウンと共感したり、アレそうかなと時には疑問に思うこともあり。先日の放送で心に残ったのは「希望とは自分が変わること」という言葉、はっとさせられ、深く共感しました。

テレビよりもラジオ 倉敷市西富井 定岡ツキ子
 一人暮らしでがんばる姉は88歳。テレビよりもラジオ生活。前向きで決して弱音をはかない。食事も特に塩分やカルシウムに気をつけ、検診はきっちり!並の能力と元気な身体に生んでもらった両親に感謝して人様に迷惑をかけないようにして、も少し生かせていただきたいと思っています。

幸福をかみしめて 倉敷市水島 西山昌子
 晴れの国岡山に住んで幸福をかみしめています。震災を被った人々のことを思うと胸が痛みます。ボランティアの人々の姿を思うたびに目がうるみます。一日も早く東北地方が平和に生活できるよう祈っています。

機関紙の情報 倉敷市玉島 森分弘美(43)
 実家に届いたこの新聞を何気なく目にして応募してみました。多様な医療の分野からの情報、とても興味深く読ませていただきました。各種メディアから流れてくる心痛くなるような東日本大地震の状況。また、どんどん広がる世界中からの支援の輪。東電事故による環境の不安、毎日生活していく中で様々なことが起こっています。

タバコ栽培農家 新見市高尾 杉本繁子(73)
 総社市のタバコ栽培農家が1軒だけになったということ、他人事ではないように思えます。新見地区の品質日本一が連続12年間も続き、当時は耕作者が1600人もおりました。今は6人くらいだとか、とてもさびしく思うこの頃です。

三つ揃って 倉敷市茶屋町 河原重子(70)
 テレビで聞いた話ですが、高齢者になると次の三つのことが必要だそうです。1お金、2筋肉、3友だち。お金はたくさんあり過ぎなくて身の丈に合った金額。年と共に衰える筋肉を体操とストレッチで鍛えておくと若さを保ち転倒予防になるし、将来寝たきりにならない。そして、楽しく話し合える友だちがいればストレスもなく毎日がハッピー。私三つ揃っているかな?

今月の写真

さわやかな風で回転する有漢常山公園の石の風車
写真提供:土屋和夫さん(新見市哲多町)

【おいしいはなし】

◆「ゴーヤとトマト」

 グリーンカーテンが静かなブームとなっているようだ。エコだけでは勿体ない。
たくさんできるゴーヤをおいしく食べよう。独特の苦みが苦手な人も多いが、ワタをしっかり取れば大丈夫。夏野菜の王者トマトをたっぷり使ったチャンプルーをつくろう。ごま油で豆腐と豚バラ肉をよく炒め、次いでスライスしたゴーヤを投入し、しっかり火を通す。1/8くらいに切ったトマトを入れ、塩などで味を調える。仕上げに泡盛をチビっと入れよう。あっさりした味付けのトマトの酸味とゴーヤの苦さはベストマッチ。もりもり食べて夏を元気に過ごそう。

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