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'11/8/22

宮島花火、来年は8月11日


 廿日市市宮島町の宮島観光協会は、毎年8月14日としてきた宮島水中花火大会の開催日を、来年は同11日の土曜日に変更する。ここ10年は開催日の人出が30万人を超す年も多く、雑踏事故が懸念されることに加え、渋滞や見物客の違法駐車などに多くの苦情が寄せられているためだ。開催日を盆休みとずらし混雑の緩和を図る。

 大会は1973年にスタート。当初は7月下旬〜8月上旬に実施していたが、盆の帰省客が観賞できるようにと、84年の第12回大会からは毎年8月14日に開催してきた。

 島内と対岸を合わせた人出は1990年代に10万〜20万人台で推移していた。しかし、ここ10年は30万人を超える年も多く、39回目の今年は40万人を突破。海岸沿いや道路が見物客や車で大混雑し、近隣の団地では民家前への違法駐車やごみ投棄などマナーの悪さも目立つ。

 2013年以降の開催日は未定だが、観光協会は「今後も盆休みとずらす方向。多少なりとも混雑の緩和につながれば」としている。

【写真説明】40万人を超す人出でにぎわった今年の宮島水中花火大会(14日)




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