人事・訃報

竹脇無我さん＝１９８２年撮影

　テレビドラマの「姿三四郎」や映画「人生劇場」で知られる二枚目俳優の竹脇無我（たけわき・むが）さんが、２１日、小脳出血のため死去した。６７歳。葬儀は２２日済ませた。

　千葉県我孫子市出身。高校在学中の１９６０年、映画「しかも彼等（かれら）は行く」でデビュー。映画「アンコ椿は恋の花」（６５年）で初主演、端正な顔立ちと安定した演技で人気を博した。「大岡越前」（７０年放送開始）などテレビの時代劇や舞台にも多数出演、活躍の場を広げた。

　９０年代にうつ病を患い、闘病生活を続けていたが、２００１年に舞台復帰。０３年には「凄絶な生還　うつ病になってよかった」を出版。来年１月の明治座公演「女たちの忠臣蔵」にも出演予定だった。