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K―POP新戦略 新人同時デビューなど日韓タッグ

スポニチアネックス 8月21日(日)9時3分配信

 今年の音楽シーンを象徴するキーワードの1つが「K―POP」。韓国のアイドルをテレビで見ない日はないぐらいだ。次々と目新しいアーティストやグループが日本デビューを飾る。このブームは何がきっかけで、今後はどこへ向かうのか。

 男性グループのトップに君臨するのは、5人組「BIGBANG」。楽曲プロデュースも手掛けるラップ担当のG―DRAGON(23)をはじめ、5人5様の強い個性がぶつかり合い、強烈な存在感を高めている。音楽性でもクラブ系サウンドをベースに、歌謡風の他のK―POPとは一線を画す。

 妹分の4人組「2NE1」は9月21日に日本デビュー。こちらも、これまでの女流K―POPには、ほとんどなかったブラックミュージック系。新たな潮流となるか期待される。来月は他にも「RAINBOW」「T―ARA」など女性グループのデビューラッシュとなる。

 韓国系歌謡が「K―POP」と呼ばれるようになってから、日本で成功した先駆けはBoA(24)。日本で先に大ブレークし、韓国でも人気歌手の地位を固めた。言わば“日本産”。

 これに対して、昨年ごろからのブームは“韓国産”が中心。KARAの「ミスター」、少女時代の「Gee」などは、韓国で売れた曲の歌詞を日本語に直した作品。ヒット曲の日本語カバーは楽曲制作の手間が省ける上、戦略さえ、しっかりしていれば、発売前からある程度のヒットも見込める状況になっている。

 そもそも韓国産に対する評価は、日本のレコード会社の間でも「完成度が高い」との見方で一致していた。これには大きな背景もある。韓国政府は金大中政権時の98年、21世紀の国家基幹産業として文化産業を育成すると宣言。専門機関を設置して芸能産業の輸出振興を支援してきた。税制の優遇などを受けた芸能界は、よりよいアーティストを発掘、育成できる環境にあるのだ。音楽市場は韓国の30倍ともいわれる日本は、輸出先として第一目標というわけだ。

 さらに、ここにきて韓国の大手芸能プロ「YGエンタテインメント」は、日本の「エイベックス」と専門レーベル「YGEX」を設立。日韓同時で新人のデビューを予定するなど、さまざまな仕掛けを計画している。今後は日韓が密になっての楽曲制作、CD発売が主流となりそうだ。次のキーワードは“日韓同時”。その先には、アジア全体、さらに欧米などへのグローバルな展開を目指す動きもある。

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最終更新:8月22日(月)7時42分

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