'11/8/22
呉―今治航路廃止に惜しむ声
呉市豊町と愛媛県今治市を結ぶ民営の高速船が、21日の運航を最後に廃止された。呉市と今治市を結ぶ唯一の航路だっただけに、買い物や通院で利用してきた住民から、廃止を惜しむ声が上がった。
船は呉市の大長港から御手洗港を経て今治港までを35分で結び、1日2往復運航していた。この日は午後6時10分に大長港から最終便が出発し、御手洗港から1人が乗船した。
月に10回以上買い物などで利用していたという呉市豊町大長の川本忠美さん(70)は「いつも乗っていただけに名残惜しい。これから不便になる」と残念がった。
【写真説明】市民に見送られながら呉市豊町の大長港から今治港に向けて出発する最終便(21日午後6時10分)