児玉先生とのあまりの違いに絶句!唐木英明氏衆議院厚生労働委員会7/27(内容書き出し)
「放射線の健康への影響」児玉龍彦氏(内容完全書き出し)衆議院厚生労働委員会7/27
のブログのyoutubeが消えちゃっていたので、ほかの動画を探していて
ちょうど、一緒にUPしていて下さったので、
唐木英明氏の説明を
ちょっとだけ話を聞いてみようと思っていたら
驚愕のないようだったので
またまた書き出しました。
ただ、完璧ではありませんが、言っている事はこんなことです。
完全に内容を書き出す事は私の体が拒否しました・・・(◞‸◟ㆀ)・・・
衆議院厚生労働委員会7/27
厚生労働関係の基本施策に関する件(放射線の健康への影響)
唐木英明(参考人 日本学術会議副会長 東京大学名誉教授)
00:13:46から唐木参考人です(youtubeが消えていたので追加します)
今日は「放射性セシウムと食品の安全」というお話をさせていただきたいと思っております
学術研究会の役割は
政府に対して科学技術に対する政策の提案すること、
科学技術に対するコミュニケーションを一般の方と取る事
世界の科学者日本の科学者のコミュティーの連絡を取る事
そのような役割をしております
私の専門が食品の安全ですので
食品の安全と放射線の関係について説明をさせていただきたいと思います
ほとんどの化学物質、放射線もそうですが、しきい値という値があります
しきい値というのは安全と危険の境目といえます
しきい値以下だったら体に影響はない、しきい値以上だったら影響があるという事です
化学物質のほんの一部はしきい値がないと考えられております
また、放射線も、しきい値の作用がないと考えられています
しきい値がある化学物質について我々食品安全委員会は規制を行っております
これのやり方は安全と危険の境目があるので非常に簡単です
一日摂取許容量というのを設置して、これは一生の間毎日食べ続けても体に影響がない量という事です
これから、厚生労働省がいろんな食品を食べてもいいように規制値をそれぞれ決めます
ということで、規制値は安全と危険の境目よりもずっと厳しいところに決められているということです
すなわち、規制値は安全と危険の境目ではない
行政が対策を始める目安であるという事です
ところがこのところが大きな誤解をよんでいまして
規制値が安全と危険の境目で規制値を超えたものはすぐ危険だと言うふうな誤解が非常に広く行きわたっております
このところが今回のセシウム問題でも大きな混乱になっているのではないかと思います
それでは、しきい値がない場合はどうするのかという事です
化学物質の場合は簡単です
全て使用を禁止すればいいからです
ところが放射線の場合は、今回のような場合は禁止すると言っても既に存在しているのです
存在するものについては何かの規定をしなければいけない
どうやってやるのか、どこまでが安全なのかは大きな議論です
これの目安になるのが広島長崎の被爆者の経験
あるいはそのほかの放射線の障害の経験です
それを国立がん研究センターおよび食品安全センターがまとめたものがグラフになっています
1というのは我々誰もが30%癌で死にます
そのがんのリスクがどれだけ増えるのかを見ていきますと
放射線が2000ミリシーベルトは2,5倍 これはかなりの危険
タバコを吸うと1.6倍
お酒を1週間に450アルコール換算以上飲むと1.6倍になる
放射線1000ミリシーベルトだと1.5倍
放射線500ミリシーベルトだと1,3倍
痩せたり太ったりすると1,2〜1、3倍
運動不足が1,15倍
塩辛いものを食べると1,11倍
放射線200ミリシーベルトだと1,1倍
野菜不足だと1,05倍
受動喫煙(吸わない人が煙を吸う)と1,02倍
こんなような値が出ております
で、そこから上
放射線100ミリシーベルト以下の量、これを低線量といいますが
これにつきましては放射線100ミリシーベルト以下のリスクは0ではないけれどもきわめて小さいと
じゃぁどのくらい大きいんですかという事が良く分からないと言う事でございます
こうなると安全と危険の境目はどこなんだろう
しきいちはどこなんだろうという疑問に戻りますが
100ミリシーベルト以下の危険は0ではないけれどもきわめて小さいと言う事で
今回のような緊急時にはこれくらいは強要できるのではないかというのがICRPの報告です
昨日の食品安全委員会の報告でも生涯100ミリシーベルトまでなら一応危険ではないと報告が出ています
そういう意味から100ミリシーベルトが境目になるのではないかという考え方があります
それでは食品の基準はどうなっているのかというと
現在暫定基準は5ミリシーベルトです
5ミリシーベルトというのは100からみると20分の1という非常に厳しいところになっています
それから、我々は年間1,5ミリシーベルトは誰でも浴びている
平常時は人口放射線を浴びる量は1ミリシーベルトにしましょうという規制が一応ある(法律です)
牛肉のセシウム基準は500ベクレル/kgということでこれをミリシーベルトに換算しますと
0,008ミリシーベルト(8μシーベルトってことですよね)という値になる
食品全体で5ミリシーベルト(5000μシーベルト)を超えないようにしましょうと言うのが国の暫定基準です
その中から基準を決めたのでとても厳しい基準です
この基準を超えた肉を食べたらどうなるのか
今回基準を3倍から8倍超えたものが見つかっております
仮に基準を10倍超えた牛肉を一日200グラムづつ5日間食べたとしても0,08ミリシーベルト(80μシーベルト)で
健康への悪影響は心配しなくてもいいレベルです
もし、基準を10倍超えた牛肉を毎日1Kずつ63日間食べ続けるとやっと、食品基準の5ミリシーベルト(5000μシーベルト)
に近づくけれども、これでさえ非常に安全な値ですから心配しなくてもいいと
セシウムは物理学的半減期は30年ですが生物学的半減期はどんどん体から出ていくので
1歳までのお子さんだったら9日で半分になる
9歳までだったら38日
私の歳になると多分3カ月以上かかって半分になる
ま、そんなことで
いずれにせよ30年よりずっと短い期間で半分になっていくという性格もあります
それじゃぁ、今の食品を守るシステムが働いていなかったんじゃないかというお話しもありますが
そうではなくて、食品の安全を守る仕組みというのは4段階あります
1.安全の目標を立ててそれにあうように厳しい規制を行う
ここで誤解があるのは、安全の目標とはリスクを0にすることではない
体に影響が出ないようなところまでリスクを下げる
絶対安全と実質安全といいます。現実論で目標を立てると言う事であります
2.厳しい規制を行っていますが
規制というのは対策を始める目安であって、安全と危険の境目ではないと言う事です
3.検査と違反の発見
いま、全頭検査をしろという話がありますが
食品の検査の基本はぬきとり検査です
というのは、加工食品を検査する場合は全部壊しちゃうんですね
全品壊して検査したら食べるものがなくなってしまう
という事でロットの中から少数のものを取り出して検査する
もし違反をしたらこれは行政処分するために、この基準というのは非常に厳しいところに決めています
4.行政処分と改選が行われると言う事です
ここで問題になっているのは検査をすり抜けた違反食品が出たら大変だから検査しろということですが
基準が非常に厳しいので、たとえば基準の10倍超えたものを食べても体に何の影響もない
こんなしくみになっております
ということで、今回の問題は2番目の安全を守る努力と規制の巡視というところが残念ながら守られていなかったために
汚染が起こったと言う事でございますが
その結果稲藁の検査が徹底され、再発が防止され、また汚染された牛肉が全て止まっていると言う事で
牛肉の安全性は守られている
あるいは、食べてしまった人に対してもこういった仕組みで健康には影響が出る恐れはないということで
食品を守るシステムとしては機能したという事であろうと考えております
以上です
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
内容を書き出していて
児玉龍彦先生の時は感動で震えましたが
いまは、怒りで震えました
のブログのyoutubeが消えちゃっていたので、ほかの動画を探していて
ちょうど、一緒にUPしていて下さったので、
唐木英明氏の説明を
ちょっとだけ話を聞いてみようと思っていたら
驚愕のないようだったので
またまた書き出しました。
ただ、完璧ではありませんが、言っている事はこんなことです。
完全に内容を書き出す事は私の体が拒否しました・・・(◞‸◟ㆀ)・・・
衆議院厚生労働委員会7/27
厚生労働関係の基本施策に関する件(放射線の健康への影響)
唐木英明(参考人 日本学術会議副会長 東京大学名誉教授)
00:13:46から唐木参考人です(youtubeが消えていたので追加します)
今日は「放射性セシウムと食品の安全」というお話をさせていただきたいと思っております
学術研究会の役割は
政府に対して科学技術に対する政策の提案すること、
科学技術に対するコミュニケーションを一般の方と取る事
世界の科学者日本の科学者のコミュティーの連絡を取る事
そのような役割をしております
私の専門が食品の安全ですので
食品の安全と放射線の関係について説明をさせていただきたいと思います
ほとんどの化学物質、放射線もそうですが、しきい値という値があります
しきい値というのは安全と危険の境目といえます
しきい値以下だったら体に影響はない、しきい値以上だったら影響があるという事です
化学物質のほんの一部はしきい値がないと考えられております
また、放射線も、しきい値の作用がないと考えられています
しきい値がある化学物質について我々食品安全委員会は規制を行っております
これのやり方は安全と危険の境目があるので非常に簡単です
一日摂取許容量というのを設置して、これは一生の間毎日食べ続けても体に影響がない量という事です
これから、厚生労働省がいろんな食品を食べてもいいように規制値をそれぞれ決めます
ということで、規制値は安全と危険の境目よりもずっと厳しいところに決められているということです
すなわち、規制値は安全と危険の境目ではない
行政が対策を始める目安であるという事です
ところがこのところが大きな誤解をよんでいまして
規制値が安全と危険の境目で規制値を超えたものはすぐ危険だと言うふうな誤解が非常に広く行きわたっております
このところが今回のセシウム問題でも大きな混乱になっているのではないかと思います
それでは、しきい値がない場合はどうするのかという事です
化学物質の場合は簡単です
全て使用を禁止すればいいからです
ところが放射線の場合は、今回のような場合は禁止すると言っても既に存在しているのです
存在するものについては何かの規定をしなければいけない
どうやってやるのか、どこまでが安全なのかは大きな議論です
これの目安になるのが広島長崎の被爆者の経験
あるいはそのほかの放射線の障害の経験です
それを国立がん研究センターおよび食品安全センターがまとめたものがグラフになっています
1というのは我々誰もが30%癌で死にます
そのがんのリスクがどれだけ増えるのかを見ていきますと
放射線が2000ミリシーベルトは2,5倍 これはかなりの危険
タバコを吸うと1.6倍
お酒を1週間に450アルコール換算以上飲むと1.6倍になる
放射線1000ミリシーベルトだと1.5倍
放射線500ミリシーベルトだと1,3倍
痩せたり太ったりすると1,2〜1、3倍
運動不足が1,15倍
塩辛いものを食べると1,11倍
放射線200ミリシーベルトだと1,1倍
野菜不足だと1,05倍
受動喫煙(吸わない人が煙を吸う)と1,02倍
こんなような値が出ております
で、そこから上
放射線100ミリシーベルト以下の量、これを低線量といいますが
これにつきましては放射線100ミリシーベルト以下のリスクは0ではないけれどもきわめて小さいと
じゃぁどのくらい大きいんですかという事が良く分からないと言う事でございます
こうなると安全と危険の境目はどこなんだろう
しきいちはどこなんだろうという疑問に戻りますが
100ミリシーベルト以下の危険は0ではないけれどもきわめて小さいと言う事で
今回のような緊急時にはこれくらいは強要できるのではないかというのがICRPの報告です
昨日の食品安全委員会の報告でも生涯100ミリシーベルトまでなら一応危険ではないと報告が出ています
そういう意味から100ミリシーベルトが境目になるのではないかという考え方があります
それでは食品の基準はどうなっているのかというと
現在暫定基準は5ミリシーベルトです
5ミリシーベルトというのは100からみると20分の1という非常に厳しいところになっています
それから、我々は年間1,5ミリシーベルトは誰でも浴びている
平常時は人口放射線を浴びる量は1ミリシーベルトにしましょうという規制が一応ある(法律です)
牛肉のセシウム基準は500ベクレル/kgということでこれをミリシーベルトに換算しますと
0,008ミリシーベルト(8μシーベルトってことですよね)という値になる
食品全体で5ミリシーベルト(5000μシーベルト)を超えないようにしましょうと言うのが国の暫定基準です
その中から基準を決めたのでとても厳しい基準です
この基準を超えた肉を食べたらどうなるのか
今回基準を3倍から8倍超えたものが見つかっております
仮に基準を10倍超えた牛肉を一日200グラムづつ5日間食べたとしても0,08ミリシーベルト(80μシーベルト)で
健康への悪影響は心配しなくてもいいレベルです
もし、基準を10倍超えた牛肉を毎日1Kずつ63日間食べ続けるとやっと、食品基準の5ミリシーベルト(5000μシーベルト)
に近づくけれども、これでさえ非常に安全な値ですから心配しなくてもいいと
セシウムは物理学的半減期は30年ですが生物学的半減期はどんどん体から出ていくので
1歳までのお子さんだったら9日で半分になる
9歳までだったら38日
私の歳になると多分3カ月以上かかって半分になる
ま、そんなことで
いずれにせよ30年よりずっと短い期間で半分になっていくという性格もあります
それじゃぁ、今の食品を守るシステムが働いていなかったんじゃないかというお話しもありますが
そうではなくて、食品の安全を守る仕組みというのは4段階あります
1.安全の目標を立ててそれにあうように厳しい規制を行う
ここで誤解があるのは、安全の目標とはリスクを0にすることではない
体に影響が出ないようなところまでリスクを下げる
絶対安全と実質安全といいます。現実論で目標を立てると言う事であります
2.厳しい規制を行っていますが
規制というのは対策を始める目安であって、安全と危険の境目ではないと言う事です
3.検査と違反の発見
いま、全頭検査をしろという話がありますが
食品の検査の基本はぬきとり検査です
というのは、加工食品を検査する場合は全部壊しちゃうんですね
全品壊して検査したら食べるものがなくなってしまう
という事でロットの中から少数のものを取り出して検査する
もし違反をしたらこれは行政処分するために、この基準というのは非常に厳しいところに決めています
4.行政処分と改選が行われると言う事です
ここで問題になっているのは検査をすり抜けた違反食品が出たら大変だから検査しろということですが
基準が非常に厳しいので、たとえば基準の10倍超えたものを食べても体に何の影響もない
こんなしくみになっております
ということで、今回の問題は2番目の安全を守る努力と規制の巡視というところが残念ながら守られていなかったために
汚染が起こったと言う事でございますが
その結果稲藁の検査が徹底され、再発が防止され、また汚染された牛肉が全て止まっていると言う事で
牛肉の安全性は守られている
あるいは、食べてしまった人に対してもこういった仕組みで健康には影響が出る恐れはないということで
食品を守るシステムとしては機能したという事であろうと考えております
以上です
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
内容を書き出していて
児玉龍彦先生の時は感動で震えましたが
いまは、怒りで震えました
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テーマ : それでいいのか日本国民
ジャンル : 政治・経済