東日本大震災が発生した3月11日に「ATM(=現金自動預け払い機)が壊れ、金を下ろせない」などと言って、東京都内の外国人から金をだまし取ったとして、韓国国籍の男が13日に逮捕された。
詐欺の疑いで逮捕されたのは、住所不定・無職の宋尚烈容疑者(41)。警視庁によると、宋容疑者は震災当日、東京・文京区のネパール料理店で「震災でATMが壊れ、金を下ろせない」などと言って、偽の携帯電話と名刺を渡す代わりに店長の外国人女性から現金3万円をだまし取った疑いが持たれている。
また、去年の夏以降、外国人が経営する飲食店で金をだまし取られる被害が大分県などで相次いでいて、現場からは宋容疑者の指紋などが見つかっているという。
警視庁は、宋容疑者が外国人ばかりを狙い、数十件の犯行を繰り返していたとみて調べている。