虐待の形跡見られず 衝動的か
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虐待の形跡見られず 衝動的か

8月21日 12時25分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

東京・杉並区で、里子として養育していた3歳の女の子を暴行して死亡させたとして、里親の女が逮捕された事件で、女の子には日常的な虐待の形跡は見られなかったということで、警視庁は、女が衝動的に暴行に及んだのではないかとみて調べています。女は容疑を否認しているということです。

東京・杉並区の声優、鈴池静容疑者(43)は、去年8月、自宅で里子として養育していた渡辺みゆきちゃん(3)の頭を殴るなどして死亡させたとして、20日、傷害致死の疑いで警視庁に逮捕されました。鈴池容疑者の身柄は21日朝、東京地方検察庁に送られました。鈴池容疑者は事件の1年前からみゆきちゃんを里子として預かっていましたが、児童相談所が委託後、6回面会した際には、虐待の兆候は見られなかったということです。また、警視庁によりますと、保育園の保育士は、事件当日プール遊びをしていたみゆきちゃんの体に虐待をうかがわせるような傷はなかったと話すなど、日常的な虐待の形跡は見られなかったということです。みゆきちゃんは頭に強い衝撃を受けて死亡したとみられるということで、警視庁は、鈴池容疑者が衝動的に暴行に及んだのではないかとみて調べています。任意の事情聴取に対して、鈴池容疑者は「みゆきちゃんは階段から落ちた」と話していて、逮捕後も「私は何もしていない」と容疑を否認しているということです。