2011年6月29日
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経済協力開発機構(OECD)が実施した各国の15歳の「デジタル読解力」を測る調査で、日本は参加19カ国・地域中4位だった。OECDが28日発表した。成績はまずまずだったが、一方で他国に比べ主要教科でコンピューターを使う割合が少ない実態も浮かんだ。
この調査は、OECDが2009年の国際学習到達度調査PISA(ピザ)の中で、ペーパーテストと同時に初めて試行的に実施した。日本からは高校1年生約3400人が参加した。
パソコン画面上に映し出される問題文を読み、答えも画面上に入力する。ブログやメールが設問の題材に使われ、リンクを開くなどの知識や技術も要る。
日本のペーパーとデジタルの読解力を比べると、ともに今回の参加19カ国・地域の中では4位で、平均得点もほとんど同じ。読解力が安定しており、パソコン操作にも大きな問題はないことがうかがえる。
ただ、成績最上位層の割合がペーパーと比べて少なく、OECD平均も下回った。文部科学省の担当者は「読解力が高い生徒の中にコンピューター操作に不慣れな生徒がいることが一因ではないか」とみる。