2011年8月17日 21時35分 更新:8月18日 0時36分
米国とカナダの国境にあるナイアガラの滝に日本人女子学生が転落、行方不明になっている事故で、日本政府筋は17日夜、現地の警察から得た情報として、この学生はカナダ東部トロント市内の語学学校に通うトクマス・アヤノさん(20)=漢字不明=と確認した。家族が近く、現地に向かうという。
関係者によると、トクマスさんは英語を勉強するため語学学校に通っていた。氏名の漢字表記や出身地などについて日本政府筋は「家族が公表を望んでいない」として明らかにしなかった。
カナダの警察などは現地時間の16日、転落事故が起きた14日から3日連続で捜索活動を行ったが、女子学生は発見されていない。トロントの日本総領事館関係者は16日、トクマスさんの年齢は警察が当初発表した19歳ではなく、20歳と明らかにした。
南米のイグアス、アフリカ南部のビクトリアと並び「世界三大滝」と呼ばれるナイアガラは、日本を含め世界から1年に約1100万人が訪れる人気の観光地。