東日本大震災で被災し、福島から名古屋市に避難してきた中学2年生の松崎麗羅さん(13)が、26日放送のNHK「中学生日記」に福島からの転校生役で出演する。全国の人に「もし家族が被災したら」という目線で考えてほしいと出演者の公募に応じた。
松崎さんは両親と福島県浪江町に暮らしていた。津波の被害は免れたが、自宅は揺れで傾いた。東京電力福島第一原子力発電所の事故で町内にも避難指示が出され、松崎さんも3月末、母親の出身地・名古屋に2人で引っ越してきた。
転校先の友達は「みんな元気」で、自然に打ち解けた。卓球部ではまだ試合に出られないが、練習は楽しい。でも、周りの人の被災者に対する言葉や行動に「全然分かっていない」と感じることもあるという。
ドラマは、地震を経験した自分と、経験していない周囲との食い違いや断絶に悩む被災地からの転校生を中心に描く。あきらめを感じつつも、同級生に気持ちを伝えることで一歩踏み出そうとする転校生の姿にメッセージを込める。脚本は、松崎さんの体験や思いに基づいて構成した。