スローロリス

2009年1月22日 (木)

いま日本で売っているスローロリスは違法?

 日本でスローロリスを売買、貸し借り、無料であげても、インターネットで売ろうとしても「登録票」が必要です。登録票は環境省の登録機関(財団法人 自然環境研究センター)が 発行しています。

  登録するには、スローロリスが輸入禁止になる2007年9月13日以前に取得した経緯を明らかにする書類が必要です。輸入禁止後に国内で繁殖した場合は親が登録されていて、繁殖の経緯の記録があるのが登録の条件になっています。( http://www.env.go.jp/nature/yasei/slow_loris/index.html )

つまり登録票のないスローロリスをうっかり買うと犯罪者になってしまうのです。

シンポジウム「密輸ペットから消費と絶滅を考える」まであと16日。

ゲストのトルシアさんから、発表資料が届きました。かわいいスローロリスの写真のオンパレード。そして初めて知る野生のスローロリスの生態。

「初めて」の情報がてんこ盛りのシンポジウムになりそうです。

ご参加、お待ちしています!  詳しくは http://www.jwcs.org/news/archive_event/081202.html

お申込みは  E-mail event@jwcs.org  まで。

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2008年12月22日 (月)

JWCSがスローロリスを事例とした密輸ペット問題のシンポジウムを開くまでの物語(5)

サルの輸入は原則禁止です

「国際取引禁止」の種以外のサル目(霊長目)全種が、ワシントン条約で「国際取引に許可が必要」になっています。しかも日本では感染予防法によって、ペットを目的としたサルの輸入は禁止されています。輸入が許可されるのは動物園や研究機関で、しかも生息していた地域が指定されています(http://www.maff.go.jp/aqs/hou/57.html#8-54)。

だからスローロリス属でなくても、サルを国内に持ち込めば違法です。

それなら種の識別なんて不要じゃないのか?いえいえワシントン条約対象種の国内での譲渡は種の保存法で規制されていますが、対象となるのは「国際取引原則禁止」の種だけです。「国際取引に許可が必要」の種は輸入する時に書類が整っていれば、売買は違法ではありません( http://www.env.go.jp/nature/yasei/leaflet_rs.html )。

だから国内でスローロリスの仲間が売買されていたとき、「スローロリス属か、そうでないか」は「種の保存法に違反するか、しないか」になるのです。

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2008年12月18日 (木)

JWCSがスローロリスを事例とした密輸ペット問題のシンポジウムを開くまでの物語(4)

ところでロリスは種類があります
 ロリスはキツネザルやメガネザルと同じ原猿類に分類されるサルです。
そのロリス科は、アフリカに生息しているグループとアジアに生息しているグループに分けられます。アジアに生息しているグループのうち、スローロリス属が2007年9月から「国際取引禁止」になりました。

霊長目 ― ガラコ科 (アフリカ)
     ― ロリス科 ―アンワンティボ属   (アフリカ)― 2種
              ―ポットー属       (アフリカ)― 1種
              ―ニセポットー属    (アフリカ)―1種
              ―スレンダーロリス属 (アジア)―   2種
              ―スローロリス属      (アジア)―  4種  ←国際取引禁止!
                   ・ベンガル(キタ)スローロリス
                                    ・ジャワスローロリス
                                     ・ピグミー(レッサー)スローロリス
                                      ・スローロリス―2亜種
                                      *スンダスローロリス
                                              *ボルネオスローロリス

種を偽って密輸されないよう、アジアのおもな国際空港の税関職員など政府の取締り担当者に向けて、スローロリスの識別と没収後の飼育についてのワークショップを開催しているのが、2月に来日するネカリス博士らです。日本ではJWCSが主催して開催することになりました。

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この事業はイギリスに本部のあるNGO、Care for the Wild International の助成で開催します。

 じつは世界的な金融危機、急激な円高とポンド下落で開催が危ぶまれたのですが、関係者の努力でなんとか開催することになりました。だからシンポの運営はケチケチです。たくさんのボランティアの方に支えられて、シンポが開かれます。

シンポジウムのお知らせはこちら→ http://www.jwcs.org/news/archive_event/081202.html

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2008年12月17日 (水)

JWCSがスローロリスを事例とした密輸ペット問題のシンポジウムを開くまでの物語(3)

取引禁止は2007年9月から
 締約国会議での決定は、会議終了(6月15日)から90日後(9月13日)に発効します。

 JWCSは、2007年7月9日に財務省関税局、東京税関、大阪税関の監視部宛てに、「スローロリス類の駆け込み輸入警戒のお願い」を送付しました。会議直前の5月は1カ月の間にピグミー(レッサー)スローロリス90頭の密輸が発覚していました。ペット店では「今年の9月から販売ができなくなります 今が購入のチャンス!」と張り紙するところも。

 初の逮捕者! 裁判
 2008年1月16日、スローロリスの密輸で始めての逮捕者が出たとのニュースが入ってきました。埼玉県在住の父子が、2007年9月から11月にかけて3回にわたり、タイからスローロリスを密輸し、ネットを通じて販売していたという事件です。
種の保存法違反、感染予防法違反など。

 じつはこの事件をJWCSのブログに書いたところ、ブログのアクセス数が急増しました。人気ペットのスローロリスが密輸だったのかも?とのショックがあったのでしょう。
 この事件は3月から裁判が始まり、6月に判決が言い渡されました。

  父 :懲役1年10ヶ月+罰金80万円
         麻薬の密輸の前科あり
息子:懲役1年6ヶ月(執行猶予3年)+罰金40万

この裁判の傍聴記も読んでみてください。→ http://jwcs.cocolog-nifty.com/blog/2008/03/post_16b9.html

その後も2008年にはスローロリスの密輸に関して2件の逮捕がありました。

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 シンポジウムまであと52日。ポスターが完成しました。明日、印刷して動物関係の講座のある学校などに発送します。冬休み前に掲示してくれるかな・・。

ポスターは斉藤たまきさんのデザインです。カメの口がかわいい → http://www.jwcs.org/ 

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2008年12月16日 (火)

JWCSがスローロリスを事例とした密輸ペット問題のシンポジウムを開くまでの物語(2)

2007年6月ワシントン条約締約国会議

 「国際取引原則禁止」の動植物と「許可があれば取引してよい」の動植物とでは、同じ密輸でも罪の重さが違います。それに日本国内での流通が規制されるのは「国際取引原則禁止」の動植物だけ。

 スローロリスの保全のため、カンボジアの提案を採択させるため各国のNGOが活動しました。2009年2月に来日する、スローロリス研究者 アンナ・ネカリス博士らの研究成果は、その主張の重要な裏づけとなりました。JWCSも日本での密輸の状況を締約国会議の会場でアピールしました。

 そして8日、いよいよスローロリスが議題に。「国際取引原則禁止」のカンボジアの提案に対し、各国が賛成意見を述べていきます。そして日本政府とオブザーバー参加したJWCSが議長に指名されて賛成意見を述べ、満場一致で採択されました。(祝!)

 そのアンナさんが2月のシンポのゲストです。野生のスローロリス、どんなくらしをいているのでしょう。 シンポジウムまであと53日!

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2008年12月 8日 (月)

JWCSがスローロリスを事例とした密輸ペット問題のシンポジウムを開くまでの物語(1)

 JWCS(NPO法人 野生生物保全論研究会)は、2009年2月に、スローロリスを事例とした密輸ペット問題のシンポジウムを開催します。 (詳しくは→ http://www.jwcs.org/  )

 どうしてスローロリス?なぜ日本でシンポジウムをするの?そしてシンポジウム開催までの道のりをブログでご紹介します。

 日本のペット需要が絶滅に加担している!

 絶滅のおそれのある野生動物を日本はたくさん輸入してきました。とくにJWCSがスローロリスの問題に取り組むようになったのは、2007年のお正月あけに、その年に開かれるワシントン条約締約国会議にスローロリスを原則取引禁止にしようとカンボジアが提案するとの情報が入ってからです。

 それまでスローロリスは、某タレントがペットにしていることがテレビで紹介されたりして、ペットとして人気がありました。だけどその時すでにスローロリスは絶滅のおそれがあるため、ワシントン条約で国際取引に許可が必要な動物。そういう許可が必要な動植物の国際取引の情報を集めたCITESトレード データベースを調べてみると、日本へ許可されたスローロリスの輸入は2000年以降ゼロ。一方で密輸は毎年摘発されていて、2006年、2007年は1年間に100頭を超える密輸が摘発されていました。日本人のペット需要が密輸を招き、生息地での絶滅に加担していたのです。

シンポジウム開催まで あと61日・・・・つづく

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2008年6月19日 (木)

裁判傍聴記-スローロリス不正輸入・不正売買結審

6月12日 東京地方裁判所

この裁判は今年1月16日、ワシントン条約で商取引が禁止されている小型のサル、スローロリスをタイ王国から密輸し、日本国内で不正に売買した父子が逮捕された事件の裁判です。
父親がジーンズのポケットに入れるなどして密輸し、息子がネットなどを利用して販売していた事件で今回で結審。判決が出ます。
第1回裁判の傍聴記はこちら⇒ http://jwcs.cocolog-nifty.com/blog/2008/03/post_16b9.html
第2回裁判の傍聴記はこちら⇒ http://jwcs.cocolog-nifty.com/blog/2008/04/2_cd26.html

実は第3回の裁判も行われました。
5月29日 残念ながら私はこの裁判を傍聴できなかったので、傍聴した関係者より確認できた事実関係をお伝えします。
1.ピグミースローロリス関税法違反
2.平成19年2月27日父親がバンコクよりマダガスカルホシガメ5頭を不当に日本国内へ持ち込む。
 平成19年3月1日息子がインターネットによりペットショップへ4頭計32万円で売却。残りの1頭に関しては個人に5万円の約束で譲り渡す。

そして、本日は判決が言い渡されました。

父:懲役1年10ヶ月+罰金80万円
息子:懲役1年6ヶ月(執行猶予3年)+罰金40万

息子は裁判終了と同時に釈放(執行猶予付き判決のため)
父親は手錠をかけられ部屋を後にしました。
この後自身の罪を償うために刑に服します。

判決を聞いた私の率直な感想です。
「軽くない?」

罪に問う理由として裁判長は
1.利欲的で身勝手、巧妙な手口で常習性が顕著であり酌量の余地なし
2.ピグミースローロリス2頭とマダカスガルホシガメ4頭を死亡させたことは希少種が現に失われたということで結果は重大
3.領収書の日付を改ざんし、証拠隠滅を図っており悪質
4.父親は大麻取締り違反により懲役6年罰金刑150万に処せられ、その後5年以内に今回の事件を起こしており法遵守の気持ちが希薄
などをあげていました。

過去の罪を反省することなく、ただ彼にとって麻薬がピグミースローロリスやマダガスカルホシガメに代わっただけ。
命ってことを感じることは彼の中であったのでしょうか。
父親は一貫して無表情で、その表情からは彼の心の中を見て取ることはできませんでした。

また、息子に執行猶予がついたのは、
1.初犯であること
2.二度としないと誓っていること
3.叔父が指導監督をすることなどが理由のようです。
また息子に対して裁判長は「軽い気持ちでやったというが、決して軽いものではない」と言っていました。

息子さん、その言葉、心に響きましたか?
父親が手錠をかけられている最中、息子は父親と目で合図をしていました。
なんの合図であったか、うかがい知ることは出来ませんでした。
そして、法廷から出てきた息子は迎えに来ていた叔父とともに廊下で弁護士にお礼を言ったり談笑していました。罪の重さを感じていますか???
その顔からは罪の重さを感じるよりも自由になれた嬉しさを見て取れたのは私だけでしょうか…。

スローロリスなどの希少動物はその生息地を離れた時点で自然の中での彼らの位置を失い、実際は飼われて生きていたとしても死んだも同然であると考えないといけません。
そこで、生きているいるから絶滅はしていない、というのは人間側からの一方的な考え方ではないでしょうか。
自然界で考えたら、そこで生きてきた種がいなくなるということは、どういうことか。
その個体が暮らす森の中では植物や昆虫、その他の動物がそれぞれの役割を担って暮らしています。
その、なにが欠けても自然が崩れてしまうおそれがあることを知っていないといけません。
スローロリスを飼っているということは自然が崩れる可能性に荷担していること。
そして自然が崩れることはなにより人間の生活にも影響を及ぼします。
実際にアリューシャン列島の沿岸域では、ラッコが人間の捕獲によって減少し、ラッコの主食であるウニが増え過ぎ、ウニが食べるコンブが大打撃を受け、コンブから始まる食物連鎖に連なる魚介類が壊滅したという例があります。

種の保存法により国内での取引は規制されています。
国内繁殖を証明するものでない取引は禁止です。
もしも、それを知っていて買ったとしたら、その人も罪を犯しているのです。
今回ははじめての摘発と言うこともあり、売人のみの処罰となりましたが、次回は買った人も法廷に立つこともありうるし、やはり、罪の意識を感じるためにもそうあって欲しいと願います。
野生動物はペットではありません。

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2008年4月21日 (月)

裁判傍聴記-スローロリス不正輸入・不正売買の2回目の裁判

4月21日東京地方裁判所

この裁判は今年1月16日、ワシントン条約で商取引が禁止されている小型のサル、スローロリスをタイ王国から密輸し、
日本国内で不正に売買した父子が逮捕された事件の裁判です。
父がジーンズのポケットに入れるなどして密輸し、息子がネットなどを利用して販売していた事件で今回で2回目の公判。
第1回裁判の傍聴記はこちら⇒http://jwcs.cocolog-nifty.com/blog/2008/03/post_16b9.html

前回裁判でこの日に判決が出ると言っていた記憶があったので、ちゃんと裁いてくれるのかしっかり見届けるぞ、と言う意気込みで裁判所へ。
しかし、罪が増えている!今日は判決は出ないようです。

前回裁判は3月13日。その時に明らかになったのはスローロリス6頭の密輸、3頭の売買。
(密輸したうちの1頭は死んでいたから捨てたという事実も発覚。)
今回は3頭の密輸、4頭の売買。
息子がインターネットを使ってお客を集めていたからか、地方在住の人との売買が目立ちました。
4頭のうち3頭はそれぞれ、宮城・北海道・大阪へ。いわゆる「荷物」としての配送。
しかも、北海道へは飛行機で、です。
スローロリスは荷物じゃないです。
「飼い主」となる人は荷物として受け取ることを何とも思わないのでしょうか…。
いや、飼い主になるということからまず立ち止まって考えて欲しいのですが。

裁判は実名で全てが進んでいくので、当然買った人も名前が何度も繰り返し読み上げられます。
何度も読み上げられるからその名前も覚えてしまいます。
そして、同罪?この人たちも同罪なのではないか?
安易に命を扱っているのは買う人も同じじゃないか?
この父子は買う人がいるからタイから連れてきて売った。
お金を介する取引はなんでもそうですが、買う人がいるから売る人がいる。
やっぱりお金を出してスローロリスを購入し、飼い主になった人も同罪です。

裁判所へは父親の方が先に入ってきて座っていました。
後から入ってきた息子。
父親に目配せをして、ちょっと微笑む。
父親はすごく緊張した面持ちだったから気を使ったのでしょうか?
気配りが出来る優しさを持つ息子。
どうしてその気配りをスローロリスにもできなかったのでしょう。
その顔からは父親に、スローロリスかわいそうだからやめようと、言おうと思えば言えただろうと思えました。
どこにでもいる父子。自分たちだって一つ間違えば犯罪に手を染めることだってある。
そう、例えば今回この父子からスローロリスを買った人たちのように、
自分は罪のない気がしているだけで、本当は間接的にでも罪を犯すことに関わっていることがきっとある。

そんな風に思えた裁判でした。

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2008年3月17日 (月)

裁判傍聴記-スローロリス密輸事件

2008年3月13日13時30分 

スローロリスをタイから密輸し、日本国内で販売した罪で逮捕された埼玉県の親子の裁判を傍聴しに東京地裁へ行きました。

父親はちっちゃなおっちゃんだなーという印象、息子はずいぶんとでっかいなという印象。対照的な親子。
それぞれの両側についた警察官は笑いながら親子の手錠と腰縄をはずしていて、人間味を感じました。
裁判所だし、裁判だしと思うのですが、毎日働く人間としてはやっぱり日常なのだと思いました。

最初に検事より起訴状朗読。
検事、若い!そして口が早い!
密輸の話で飛行機に乗せたロリスの説明では、ロリスは「器物」扱い。
今の日本の法律ではそうなってしまうのは仕方ないのかもしれないけど、何とかならないかなぁと感じます。

そして今回判明している買い主とその受け渡しを詳細に説明。
金額は15万円・18万円・18万円で計3頭を3名へ売買したこと。
この親子が逮捕されたのは、このうちの一人の飼い主が動物病院へ連れて行き、
獣医より「このロリスは歯が切られているから密輸された可能性が高い」といわれたのが発端。
飼い主が警察へ訴え、そして親子が逮捕された。

息子は家にいたロリスの具合が悪くなったから病院へ連れて行き、
そこで2007年9月からのワシントン条約のことを知る。
そして彼が思ったことが

「高く売れる」

買う人がいるから売る人がいる。
そして犠牲になる動物がいる。
ひしひしと感じます。

父親はタイへ月に1度出向き、平成15年より渡航の都度必ず1頭はロリスを連れて帰ってきたという話もありました。
父親は麻薬取締り違反などで前科8犯。
麻薬もロリスも同じ感覚だったのか、それとも少しはかわいいと思ったから日本に連れてきちゃったのか。

父親も息子も反論なしに素直に罪を認め、今回は閉廷。

余談ですが、
13時15分より開始の裁判の判決も傍聴できました。
執行猶予が5年の判決。
執行猶予がついた理由に「妻子がいること」と言うのを裁判長は何度もくり返しました。
「妻子がいる」それだけでもやっぱり社会的信頼度は増すのか…。
独身の私はしみじみとしてしまいました。

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2008年1月16日 (水)

スローロリス密輸で初の逮捕!

今日、スローロリス密輸で初の逮捕のニュースが飛び込んできました。

 スローロリス(小型のサル)は、2007年6月にオランダのハーグで開催された第14回ワシントン条約締約国会議(CITES)の結果、2007年9月13日から国内流通規制が始まっていました。

 日本では近年、ペットとしてスローロリスの人気が高く、1頭40万円前後で取引されることもあるペットショップとしては利益の高い商品です。これまでも輸入には許可が必要でしたが、密輸が毎年発覚していました。

Roris

 国内流通規制では、国際取引が原則禁止になる前に合法的に輸入された個体であるか、もしくは国内で繁殖させた個体であることを証明する書類を、登録機関(財団法人 自然環境研究センター)に提出しなければなりません。

 JWCSは2007年9月11日、不正登録を見逃さない運用を環境大臣に要望しました。今回の逮捕を皮切りに違法取引の摘発が進むことを望みます。

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