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大阪の柔道練習死亡:教室指導者、起訴内容認める--初公判 /大阪

 大阪市此花区の柔道教室で小学1年の男児(当時6歳)が練習中に死亡した事件で、業務上過失致死罪に問われた教室指導者、阪本剛被告(36)の初公判が18日、大阪地裁(中川博之裁判長)で開かれた。阪本被告は起訴内容を認めた。

 検察側は冒頭陳述で、男児が練習中に時計を見たため、阪本被告は「やる気がない」と考え、激しい稽古(けいこ)をさせた、と指摘した。阪本被告は「頭を強打しなければ大丈夫と思った」と説明したという。検察側は、母親が心情を記した文書を読み上げた。文書には「最後まで息子は柔道を頑張っていた。今も亡くなったことを受け入れることができない」と記されていた。

 起訴内容によると、阪本被告は昨年11月、受け身の習得が不十分な男児に連続して立ち技をかけ、約1週間後に脳腫脹(のうしゅちょう)で死亡させたとされる。大阪区検は今年5月、略式起訴したが、大阪簡裁は通常裁判が妥当として「略式不相当」と判断し、審理を大阪地裁に移送していた。【苅田伸宏】

毎日新聞 2011年8月19日 地方版

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