茂山忠三郎さん(しげやま・ちゅうざぶろう=大蔵流狂言役者、本名茂山倖一〈しげやま・こういち〉)が20日、結腸がんで死去、83歳。通夜は22日午後6時、葬儀は23日午前11時から京都市上京区今出川通烏丸東入ルの相国寺内大通院で。喪主は長男良暢(よしのぶ)さん。連絡先は京都市北区紫野雲林院町83、パークシティ北大路221の忠三郎狂言会事務局。
1965年に亡父・三世の名を襲名した。力強さと軽妙さを併せもつ正統派の芸風で、関西をはじめ、東京や福岡でも息子の狂言役者・良暢さんらと狂言の会を開き、普及に尽くした。縁の深い茂山千五郎家との共演も多く、京都を代表する狂言役者の一人として親しまれた。2001年度、文化庁芸術祭大賞を受賞。