「歌詞翻訳」カテゴリーの削除について

 先日、このブログに掲載していた「歌詞翻訳」の記事に関して、著作権上の問題を指摘されたため、該当するカテゴリーの記事を全て削除しました。(ブログにあげていた画像に関しましては、私がアップロードしたものではありませんが、とりあえず全て削除しました。)




今回はその反省をふまえて、洋楽の歌詞における権利について、いろいろ調べてみました。


念のため、国内の著作権管理団体であるJASRACに照会してみたところ、私が投稿した楽曲の歌詞における著作権の管理は、JASRACではなく著作者……つまりアーティスト本人が管理するものとのことでした。つまり訳詞を自分のブログなどに投稿するには、その曲の歌詞を書いたアーティスト本人の許可が必要だということです。


そもそもJASRACですら海外アーティストの歌詞の使用許可はほとんど得られないのが現状だそうです。訳詞の許諾もJASRACの管轄ではないようです。


さらに英語などの言語で書かれた歌詞を翻訳する場合は、「翻訳権」というものをクリアしなければならず、その場合、「翻訳された歌詞が著作者の意図に沿ったもの」でなければならないそうなのです。しかし、それを著作者が判断するには、著作者自身がその言語に……この場合は日本語に堪能でなければなりません。そうでなければ、その翻訳が自分の意に沿うように訳されているか、著作者自身が判断できないわけです。




JASRACが訳詞の許諾を行えないのはそのためです。安易に許可を出して、その訳詞がアーティスト本人の意にそぐわなかった場合、その許可を与えた機関もその責任を追求される可能性があるのです。しかし、日本語に堪能ではないアーティストの場合は、そもそもその判断をすることができません。


ちなみに海外アーティストの国内版CDなどについている、ライナーに掲載されている対訳も、アーティストに許可はとってないそうです。なんだそれ……


どおりでちょくちょく訳がおかしいところがあると思った。ボーナストラックや歌詞カードに載ってない歌詞が欠落していたりするのも、それが原因だったんですね。まあ、そこはアーティスト本人がチェックしようがない以上は、仕方がない……のか?


まあ、だからといって自分で訳した歌詞をブログに載せていいというわけではないんですけどね。とりあえず、このブログにおいては訳詞を今後掲載することはないです。訳詞目当てで来られていた方は申し訳ありません。


殆どの人は洋楽の歌詞にそこまで注目しないので、少しでもその内容に興味を持ってもらえたらな、と思って始めたことですが、悪意があろうとなかろうとルールは守らなければならないし、それについて責任逃れはしたくないと思います。


JUGEMにもこの件は報告しておきます。


tHruSh_02 | 日記 | 21:29 | comments(0) | trackbacks(0) | | ログピに投稿する |

お知らせ

コメント・トラックバック機能を元に戻しました。
(8/20追記:コメント・トラックバックの承認機能がはずれていませんでした。コメントがすぐ反映されなかった方は申し訳ありません。承認機能ははずしました。)

あと、 著作権上の問題を指摘されたため、「歌詞翻訳」の記事は全部削除しました。

著作権上危ういのは事実ですし、それに関する批判についても全面的に受け入れる方針です。16日分の記事のWeb魚拓をとって下さっているそうなので、それを公開して批判して下さっても構いません。

画像の件に関しても、削除を検討しています。画像については、ほとんどネット上から適当にひろったもので、厳密には私がアップロードしたわけではありませんが……Jugemの仕様で一旦画像をDLしてあげ直さないと表示できないので。いや、他に方法があるのかもしれないですけど、わからないのでこういう感じにしてました。そんなこと言っても言い訳にしか聞こえないでしょうが。





……別にそれを指摘されるのが怖くて、更新ストップしたわけじゃないんですけどね。削除して逃げるつもりだったんなら、こんな中途半端なことしないで、さっさと消してましたよ。

自分の記事のせいで誰かが傷ついたとしたら、それは私の責任でしかないわけですから……問題があると思う箇所はどんどん指摘してもらえばいいですし、間違いを犯していたら、それについては改めたいと思います。

……コメント・TBを停止したのは、今思うと浅はかだったのかなと思っています。とにかくあの時は、悲しかったし、自分の意図をあんな風に歪められて伝えられていたことに傷つきました。

こちらのブログの記事では丁寧に謝って下さいましたし……それについて「悪ふざけ」と称されたのは少なからず残念でしたが。だから、本当ならこれで終わりにするつもりだったんです。

私はDrif'78さん個人の思想を攻撃したいわけではありませんし、罵倒もしてません。粘着してるわけでもないです。

もし私の目的が、ただ単に粘着して攻撃したり、罵倒することが目的なら、こんな回りくどいことしないで、もっとストレートに行います。コメントについても、14日の時点ですぐに言い返していたはずです。

粘着といっても、いただいた反証にコメントしたのは一度だけなのですが……

個人的に批判が攻撃にならないよう精一杯配慮したつもりです。それでも足りなかったのでしょうか……もうどうすればいいのかわかりません。

記事に反証するなら、ちゃんと前の記事にもTBしてほしいと言っただけです。あの反証の中での私の記事の扱われ方を見て、「もう何を言ってもわかってもらえないんだ」と、感じてしまったんです。だからコメント・TBを閉鎖しました。また悪意的な目で見られて、傷つけられるのが嫌だったんです。


tHruSh_02 | 日記 | 17:42 | comments(0) | trackbacks(0) | | ログピに投稿する |

一時休止のお知らせ

 個人的に思うところがあり、しばらくブログの更新をストップします。

ブログの内容は公開したままにしておきますが、休止中は記事へのコメント及びトラックバックの機能は停止しておきます。(すでにコメント・トラックバックされている記事はその限りではありませんが、コメント・トラックバックの投稿自体は制限しています。)

※8/18 コメント・TBは元に戻しましたが、著作権の問題を指摘されたため、「歌詞翻訳」のカテゴリーの記事は全て削除しました。

たぶん、休止自体はそんなに長くならないと思いますが……少しネット上の議論から離れて、自分の中にある考えを整理する必要性を感じています。

Twitterの方も、しばらくは使用を控えるつもりです。
それではしばらくの間ですが、さようなら。


tHruSh_02 | 日記 | 19:42 | comments(0) | trackbacks(0) | | ログピに投稿する |

しごく個人的な感想

Twitterの方で「もうこの件については、一切言及しない」と宣言しましたが、このブログでの「ごく個人な反証」に対する反証をいただいたことに関して、最後にもうひとつだけ。

例によって、「ネット上での議論と考察、個人の趣向と棲み分け」の記事と、「ごく個人的な反証」を読んでいない方は、この記事はお読みにならないで下さい。


続きを読む >>
tHruSh_02 | ネット | 14:39 | comments(0) | trackbacks(0) | | ログピに投稿する |

Teenage Engineering OP-1


こちらはイタリアのミュージシャン、SONOIOことアレッサンドロ・コルティーニの楽曲「Enough」のミュージックビデオ。

このビデオでアレッサンドロが操作しているのは……MIDIコントローラー?……シンセサイザー?と、ずっと気になってたんですが、ようやくこの楽器がなんなのか判明。


スウェーデンのTeenage Engineeringというメーカーが開発したOP-1というシンセサイザー/コントローラーだそうです。

8ビットやFMなどの複数のシンセ・エンジン、内蔵マイクやFMラジオを使用してのサンプラー、鍵盤を使用して入力できるステップ・シーケンサー、モーション・センサーを通してコントロールできるエンベロープ・エフェクター、逆再生・再生スピードも自由自在のヴァーチャル・テープ・レコーダーなどなど……コンパクトな見た目とは裏腹に沢山の機能が搭載されています。なにこれ……すっげえ欲しい。

↓こちらに詳しい商品の概要が載ってます。

シンセサイザー、サンプラー、ドラムマシン、シーケンサー、テープ、ミキサーの機能がこれひとつで賄えると……機能を見ると演奏や作曲以外にもサウンド・デザインでも色々できそうです。ルックス……というか、デザインもシンプルで操作しやすそうだし、PCでヴァーチャルシンセやソフトシーケンサーを操作するより、アナログシンセのつまみを直にいじったり、MIDIコントローラーなど、フィジカルに操作する方が好き、という人にはたまらない一品かも。

↓こちらは商品のデモンストレーション。



日本での価格は98700円だそうです。

tHruSh_02 | 音楽 | 11:49 | comments(0) | trackbacks(0) | | ログピに投稿する |

映画レビュー 「ファニーゲーム U.S.A.」


おそらく映画史上もっとも悪趣味な作品。いや、1番はオリジナル版かな……どっちでもいいか。

こちらは1997年のオーストリア映画「ファニーゲーム」のハリウッド版リメイク。リメイクと言っても、監督はオリジナルと同じミヒャエル・ハケネ。

なにが悪趣味って、あのオリジナル版をキャスト以外、セットも構図もセリフも殆ど変更されずに再現されている点。しかも、それをハリウッドでやっちゃっているのがすごい。

映画のあらすじ……といってもこれはあってないようなもので、つまりある日別荘へ休暇に来たごく平凡で幸せな一家が、隣の住人から「卵をわけてもらえませんか?」と訪ねられたことをキッカケに、悲劇のどん底へと突き落とされるというもの。

とにかくその描写や演出は徹底しており、容赦なく、えげつないです。とはいっても、直接的な暴力描写はただの1ヶ所を除いて全くありません。日本なんてPG-12指定で公開されてるんですから。(もっとも保護者同伴だろうが、この映画は子どもに見せるべきではないと思いますが……)それは、そのシーンを観客の想像力によって補完させ、そのシーンをより一層不快に印象づけるための、監督の確信犯的な演出です。ていうか、この映画の主役である2人の青年のキャラクター自体が、監督の確信反的な面を極端に物語っています。

映画にごくありがちなご都合主義もこの映画には登場していますが、その使い方ですら捻くれています。

とにかく見る人をひたすら不快にさせるよう腐心して作られている作品ですが、ハリウッド製スリラー映画のパロディと評されている「ファニーゲーム」を、10年後にハリウッドでリメイクするということは、それ自体に大きなメッセージがあるのは明白です。

暴力の本質と、ハリウッドにおけるその描き方を同時に皮肉ったブラックコメディといった趣の作品ですが、心臓の弱い方や心が純粋な方はまず見ない方がいいです。

くれぐれも主役のマイケル・ピットのイケメンぶりに騙されないように。


tHruSh_02 | 映画レビュー | 23:26 | comments(0) | trackbacks(0) | | ログピに投稿する |

デヴィッド・フィンチャー監督「ドラゴン・タトゥーの女」の公式サイトがオープン

アメリカでは2011年の12月に公開される映画、デヴィッド・フィンチャー監督の「ドラゴン・タトゥーの女」の公式サイトがオープンしました。



前作「ソーシャル・ネットワーク」から引き続き音楽を担当しているトレント・レズナーも、twitterで報告しています。

公式サイトには、トレントとアティカス・ロスによるものと思われる音楽が流れています。
「打ち込みはなるべく使わない」、「弦楽器による凍てついた雰囲気」と語っていましたが、まさにそんな感じ。ガムランかカリンバのような民族楽器の音に静かな雰囲気のノイズが流れています。このノイズはSwarmatronかな?HTDAの頃からトレントのお気に入りらしいですからね。アティカスのギターノイズのようにも聞こえますが。この人たちの作る音は本当に面白いです。

tHruSh_02 | 映画 | 10:53 | comments(0) | trackbacks(0) | | ログピに投稿する |

「キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アヴェンジャー」の予告編


BGMがまさかのTOOL


tHruSh_02 | 映画 | 21:42 | comments(0) | trackbacks(0) | | ログピに投稿する |

ごく個人的な反証 02

 ※こちらは前回の「ごく個人的な反証」の続きになります。前回の記事、及び「ネット上の議論と考察、個人の趣向と棲み分け」を読んでいない方は読まないで下さい。
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tHruSh_02 | ネット | 11:16 | comments(3) | trackbacks(1) | | ログピに投稿する |

ごく個人的な反証 01

 ※この記事は、前回の「ネット上の議論と考察、個人の趣向と棲み分け」を読んでいない方は、読まないで下さい。


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tHruSh_02 | ネット | 11:13 | comments(0) | trackbacks(1) | | ログピに投稿する |
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